志賀理江子が探し続ける眼差しの先とは? 猪熊弦一郎現代美術館で開催中の『Blind Date』に迫ります。

写真:涌井駿(ポートレート) 文:山田泰巨

宮城県を拠点に制作活動を行う写真家、志賀理江子さん。 2008年に写真集『Lilly』『CANARY』で第33回木村伊兵衛写真賞を受賞。宮城県名取市の北釜に移り住んで制作された『螺旋海岸 album』を2013年に発表し、これまでの集大成ともいえる表現は非常に多くの注目を集めました。 先日、4年ぶりの作品集となる『Blind Date』を刊行した志賀さんは現在、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で同名の展覧会を開催しています。これまであいちトリエンナーレへの出展やせんだいメディアテークでの展示はあったものの、国内の美術館では初めての個展だという志賀さんにインタビューを行いました。

続きを読む