アートの新星を、ビエンナーレで探せ !

文:鈴木希実

ホイットニー美術館が2年に一度開催する、現代アートの最前線がわかる「ホイットニー・ビエンナーレ」が開幕した。 今回選出された75組のアーティストの多くは、美術館に初めて作品を出展。そのうちの約75%が40歳以下で、出展作品のほとんどは過去1~2年以内の新作だ。今年度のテーマは、現代社会の抱える問題への取り組みや、未来への問いかけのダイアローグ。会場でひと際目を引いたのが、幅182cmのカンヴァスに描かれたキーガン・モナハンの作品だ。内線通知を知らせる警告的なランプが印象的。今回出展した作家がのちに個展を開くという例もある。新たな才能の発掘の場であるこの展覧会を、見逃すべからず。

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