美術館だけじゃない、 地下鉄の通路でアート鑑賞を!

文:高田昌枝(パリ支局長)

ようやく文化施設は再オープンしたが、まだ入場制限も続き、アートやカルチャーがひと際恋しく感じられるパリ。それならメトロの地下通路でカルチャーを、とばかりに、運営会社RATPはオペラ駅に2種類のアートを登場させた。 郊外線RERのオベール駅の連絡通路に登場したのは、8点の壁面アート。こちらは3~4カ月ごとに新作に入れ替わる。オペラ駅には、よりポエティックなアートワーク『オペラ座の秘密』(写真)が登場。ダンサー、ミュージシャン、舞台の裏方など、オペラ座で働く人々のシルエットが、構内のあちこちに。QRコードを利用して音楽も提供する。コロナ禍で乗客数の減ったメトロ。人通りの少ない通路で、スマ...

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