グリーン文字盤の猛追を受けながらも、ブルー文字盤の流行がさらに広がっている。今年のSIHHでは多くのブランドがブルー文字盤を採用。ヴァシュロン・コンスタンタンは「フィフティーシックス・コンプリートカレンダー」をはじめ、ブルー文字盤をずらりとラインアップ。ジャガー・ルクルトも「マスター・ウルトラスリム・パーペチュアル エナメル」など、「マスター」コレクションにミッドナイトブルーのエナメル文字盤を多数並べた。ボーム&メルシエ「クリフトン ボーマティック COSC」、ジラール・ペルゴ「ロレアート アブソルート」のブルーダイヤルも、それぞれに魅力的だ。燻したようなグラデーションのフュメダイヤルで名高いH.モーザーからは「エンデバー・センターセコンド コンセプト ブルーラグーン」。見る角度によって緑がかって見える色の移ろいが美しい。