機械式のメカニズムを、ダイナミックにデザイン
主ゼンマイから輪列を経て伝達されるエネルギーは、脱進機によってテンプの往復振動に変換されるが、この時にパワーロスが必ず発生する。これを大幅に改良した「オーデマ ピゲエスケープメント」を搭載。従来型のアンクルを介さず、特殊な形状のガンギ車が直接にテンプを振動させることで約20%の省エネを実現した。そうした理屈抜きでも、奥行きのある独特のダイナミックなダイヤルに圧倒される。毎時4万3200振動のハイビート。COSC認定のクロノメーター。手巻き、プラチナ、ケース径46㎜。(価格はお問い合わせ下さい)
動くアートオブジェを、6時位置に配したクロノグラフ
伝統的な機械式時計では最高峰といわれる複雑機構のトゥールビヨンに、クロノグラフを搭載したオープンワークモデル。3時位置に30分積算計をもつ2カウンター。このサブダイヤルが大きいので、クロノグラフ作動時の経過分数が見やすい。逆に9時位置のスモールセコンドは控え目。ブリッジなどを強度の限界まで削り込み、面取りした後にていねいに手作業で研磨を行っている。6時位置のトゥールビヨンがとりわけ美しく、動くアートオブジェともいうべき存在感を放つ。手巻き、ホワイトゴールド、ケース径41㎜。(価格はお問い合わせ下さい)
ブルーダイヤルに映える、華麗なるトゥールビヨン
ビス止めされた八角形のベゼルが特長の「ロイヤル オーク」の薄型ケース(厚さ8.85㎜)にトゥールビヨンを搭載。ダイヤルは初代のオリジナルモデルを継承した深みのあるブルー。「グランド・タペストリー」よりも細かな模様の「プチ・タペストリー」が施されている。重厚かつ端正でピュアな雰囲気の中で、6時位置のトゥールビヨンが華麗に映える。手巻き、18Kピンクゴールド、ケース径41㎜。¥18,198,000
ラップタイムを逐一記録できる、独創的なクロノグラフ
史上最高とされる伝説的なF1レーサー、ミハエル・シューマッハの発案から誕生した画期的なクロノグラフ。2本の秒針を備えたスプリットセコンドだが、9時位置のブッシュピースに特長がある。これを押すと1本のクロノ秒針が停止。その瞬間にもう1本の秒針がゼロ位置にリセットされて再スタートする。つまり、直近のラップタイムを維持したままで、次のまたは任意の周回記録の計測が可能になるわけだ。ケースは軽量で耐久性に優れたフォージド・カーボン(鍛造炭素)。手巻き、ケース径44㎜、世界限定221本。(価格はお問い合わせ下さい)