2025.07
定価1,320円(本体1,200円)

Pen特別編集 海洋研究の最高峰、JAMSTECに潜入

君はまだ、海を知らない

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Contents

私たちに多くの恵みをもたらしてきた海。 日本において半世紀以上にわたって海の研究を推進してきたのが、 「JAMSTEC(海洋研究開発機構)」である。 ここに所属する研究者たちは「海はまだまだ未知の世界」と口を揃える。 スマホで世界中の地図にアクセスできる現代になっても、 世界中の海底地形はほとんどが未知の領域のまま。 深海では今日も新しい生物が発見され、海底には多くの資源が広がり、 北極の気候は、いままでの暮らし方に警鐘を鳴らしている。 海はあまりに広く、そして深い。ゆえに海洋研究に終わりはない。 私たちは海をどこまで理解できたのだろうか? その最新レポートをお届けしよう。

目次

Pen特別編集 海洋研究の最高峰、JAMSTECに潜入

君はまだ、海を知らない

  • [特別描き下ろし漫画]
    「深海へ」五十嵐大介
  • 第一特集 海
  • 我々の祖先は、海底から生まれた
  • 数字で読み解く、広く深い海の世界
    地球のシステムを探る、海洋観測のアプローチ
    日本の造船技術と観測経験を活かした、
    北極調査を視野に入れた最新の研究船
    世界の研究者が乗船して、北極域の謎を解き明かす
    目的に応じて建造された、個性豊かな研究船
    いまなお進化を続ける、深海探査のパイオニア
    海中・海底で手足となる、最先端の無人探査機
    日本の海は、なぜこんなに豊かなのか
  • 深海に息づく、
    幻想的な生物たちの世界
  • [Focus]
    五十嵐大介(漫画家)×高井研(JAMSTEC超先鋭研究開発部門 部門長)
  • 第二特集 深海
  • 未知への好奇心と技術革新こそが、
    深海探査・研究の原動力
  • 世界最深、マリアナ海溝とは
    どんな場所なのか?
  • 日本は4つの海底資源が見つかる、世界唯一の国
  • 深海の神秘
  • 深海底にいる微生物も、我々とつながっている
  • [Focus]
    伊与原 新(小説家)
  • 第三特集 地震と海底
  • 地震はなぜ起こる?
    そのメカニズムに迫る
  • 南海トラフで静かに進む、「ゆっくり滑り」の観測システム
    巨大地震発生の仕組みに、「JFAST」が切り込む
  • 第四特集 サステナブル
  • 対談 小林武史(音楽家)×大河内直彦(JAMSTEC海洋機能利用部門 部門長)
    サステナブルな社会に向けて、
    「海」の果たす役割を知る
  • 深海底には、プラごみのたまり場がある
    地球の双子をつくるスパコン、「地球シミュレータ」
    潮の流れや水温を察知、「海中天気予報」の必要性
    未来の気候や季節不順を、海の動きから予測する
    北極を知ることが、温暖化を知る第一歩
  • [Focus]
    松田詩野(プロサーファー)×松岡大祐(JAMSTEC付加価値情報創生部門 地球情報科学技術センター上席研究員)
  • 日本の海洋科学を支える、
    JAMSTECの研究拠点
  • 研究施設の訪問で、海への興味が広がる
    海洋調査・研究の最前線を担う人々
    子どもが目を輝かせる、海のSTEAM教育

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