10月2日、パリ・ファッションウィークにおいて、ロエベはウィメンズとメンズの合同ショーで2027春夏コレクションを発表した。恒例となったヴァンセンヌ城の中庭に設置された会場では、真っ白な円形劇場にイエローとグリーンをはじめ、鮮やかな色使いのルックが登場した。
ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスのデュオがデザインを担当し、3シーズン目を迎えたロエベ。2026春夏ではブランドの世界観を伝え、秋冬ではクラフトへのこだわりを表現したデュオが今シーズン展開したのは、着ることに主眼を置き、着る人に寄り添ったコレクション。クラフトとクオリティを秘めた、暮らしに密着したワードローブの提案だ。
ともにニューヨーク出身のふたりのインスピレーション源は、モダニスト的なカラーブロックとスペインのバロック様式の出合いや、ニューイングランドの海岸、アメリカ的な実用的で気軽な雰囲気、ロエベのオリジンであるスペインらしいドラマや儀式、歴史など。それらが溶け合い、リアルなワードローブに昇華されている。
「ロエベの新しい言語は、いかにしてワードローブとなりえるのか。私たちはビジョンとクラフトを重んじながら、そこに現実感と個性を吹き込もうとしています」とふたりは語っている。
シャツ、ブルゾン、トレンチコートなどの普遍的なアイテムは、素材やシルエット、ディテールにひねりを加えて新しい表情に生まれ変わった。
例えば前後を反転させたポロシャツやプルオーバー。ハイウエストを折り返して履くパンツや、身頃に折り返しのあるレザーのブルゾン。袖から背中にかけてファスナーをあしらい、ボリューム感やシルエットを調節できるコートやシャツ。ワークパンツはジャケットなどカジュアルなアイテムはシルクで仕立てられ、エレガントな表情だ。
レザーパンツのウエスト部分にあしらわれたレザースカイビングのディテール、プルオーバーにびっしりとあしらわれたキャビアビーズ、レザーが織り込まれたストライプのジャケットなど、クラフトにこだわるロエベらしい手仕事がさり気なく盛り込まれている。
イエローとブルーの爽やかな色使いと軽くスポーティなイメージを洗練されたデザインとクオリティで仕上げたワードローブ。ジャック&ラザロのデュオによる3シーズン目は、新しいロエベの方向性を確立したコレクションとなった。
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