【盗まれたクリムトの名画】モデルの謎を描く小説『クリムトの盗まれた女』

  • 文:瀧 晴巳(フリーライター)
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【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

『クリムトの盗まれた女』

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カミーユ・ド・ペレッティ 著 田中裕子 訳 講談社 ¥2,750

1997年にイタリアの美術館から盗まれて、2019年に無傷で発見されたグスタフ・クリムトの『婦人の肖像』。この絵のモデルになったのは誰なのか。ニューヨークで靴磨きをしていた青年、イジドール。ウィーン郊外で暮らすシングルマザーのマルタ。テキサスの娼婦の娘でコロンビア・ロー・スクールへの進学を果たしたパール。バラバラに見える3人の人生が交差する時、名画に隠された衝撃の秘密が浮かび上がる。フランスで20もの文学賞を受賞。実在の絵画を巡る謎を、フィクションで読み解くアートミステリー。