【Penが選んだ、今月の音楽】
『若尾 圭良 IN CONCERT Recorded at Takasaki City Theatre 2026』
若尾圭良、広瀬悦子 高崎財団/オクタヴィア・レコード OVCX-00106 ¥3,630
小澤征爾とジョン・ウィリアムズから信頼されてきたオーボエ奏者の若尾圭介。彼の娘である2006年生まれの圭良は、アメリカでスター街道を邁進中のバイオリニストだ。今回の新作ではベテランピアニスト広瀬悦子と組んで、密なアンサンブルを披露。清廉さを保ちながらも音色が多彩にゆらいでロマンティシズムを爆発させる。官能性と清廉さを両立させた「詩曲」や「妖精の距離」、巨匠の風格さえ漂う「愛の悲しみ」や「愛の挨拶」も見事だが、特にブラームスとの相性が抜群。今後のレパートリー拡大に期待したい。