まるで「アダムス・ファミリー」…? 英国一の“呪われた人形”と暮らす、奇妙な一家の日常

  • 文:宮田華子
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写真はイメージ(Shutter Stock)

英国・チェシャー州に、まるで映画『アダムス・ファミリー』のような家族がいる。

子どもたちは「霊に取りつかれた人形」で遊び、一家揃って心霊スポットを訪れ、いわくつきの品々を集めたりしながら暮らしているという。

心霊アイテムに囲まれて暮らす一家

この一家は、JPケニー(36)とキミ・ジェフリー(41)のカップルと、ふたりの娘スノー(13)とペブル(10)の4人。およそ5年前から、心霊現象が起きたとされる品々を集めてきた。自分たちを「オカルト・ファミリー」と称し、SNSを中心に活動している。

「オカルト・ファミリー」の存在や活動内容を知った人から、いわくのある品物が送られてくることもあるという。すべての品で不思議な現象が起きるわけではないが、一家は届いたものをコレクションに加えて調べてきた。

家の中は「呪われたベッド」など心霊グッズで溢れているが、中でもとりわけ目を引く存在がある。それは一体の人形だ。

“英国一の呪われた人形”と遊ぶ姉妹

その人形の名前は「アニー」。2024年に一家のもとに来る前から、心霊現象が起きる人形として英国で知られていた。

アニーは22年に英国メディアで取り上げられたことをきっかけに、知られるようになった。当時の所有者はウェールズ在住の超常現象研究家・ゴーストハンター、マット・パラノーマル。彼が19年に、アメリカで開催されたオークションでこの人形を購入した。

アニーは「火災に遭った家から見つかったもの」だという。マットは、アニーが「酸のような涙を流した」「自ら火をつけようとした」と語り、人形をガラスケースに入れ、監視機器を設置していたそうだ。

こうした経緯から、アニーは「英国でもっとも呪われた人形」と紹介されるようになった。

「オカルト・ファミリー」の4人もマットと同様の現象を経験したと語っているが、ふたりの娘、スノーとペブルは、この人形を怖がるどころか遊び相手にしているという。

この秋、コレクションを一般公開

一家がこれまで集めてきた品々は、この秋、一般公開されることになった。チェシャー州ノースウィック近郊にある「ウィンチャム・ホール」で、10月1日から展示が始まった。

展示されるのは、アニーをはじめ、「世界でもっとも呪われた鏡」とされる鏡、ウラン製のティーセット、ブードゥー人形のヴィニーなど、コレクションから選ばれた20点だ。

当初は1カ月間の開催予定だったが、チケットが早々に売り切れたため、会期は12月31日まで延長された。人気のほどがうかがえる。

心霊現象の真偽はさておき、超常現象ファンにはたまらないイベントだ。今後も英国きっての「オカルト・ファミリー」として活動に注目が集まりそうだ。

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「オカルト・ファミリー」と人形たち。@DailyMirror – X

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一家のinstagramアカウントでは、活動の様子がよく分かる。長女スノーは透視が出来るらしい…。@theoccultfamily - instagram

宮田華子

ロンドン在住ジャーナリスト/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授

アート・デザイン・建築記事を得意とし、さまざまな媒体に執筆。歴史や潮流を鑑み、見る人の心に届くデザインを探すのが喜び。近年は日本のラジオやテレビへの出演も。英国のパブと食、手仕事をこよなく愛し、あっという間に在英20年。

宮田華子

ロンドン在住ジャーナリスト/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授

アート・デザイン・建築記事を得意とし、さまざまな媒体に執筆。歴史や潮流を鑑み、見る人の心に届くデザインを探すのが喜び。近年は日本のラジオやテレビへの出演も。英国のパブと食、手仕事をこよなく愛し、あっという間に在英20年。