フェラーリ初の大型公開イベント「フェラーリ・フェスティバル東京」が、東京・六本木の東京ミッドタウンで、2026年9月26日(土)から10月4日(日)まで開催中だ。

1980年代から今日に至るまで、フェラーリ車のデザインが概括できる内容。フェラーリジャパンの手によって歴代モデルが並べられ、フェラーリファンのみならず、プロダクトデザイン展、もしくはアートギャラリーの趣きすらある。
パフォーマンス、デザイン、革新性、クラフツマンシップ、モータースポーツ。これらがブランドを定義づけてきた伝統あるフェラーリ。これらをひとつの場所に集結させる特別な祝祭、というのがこのフェラーリ・フェスティバル東京の定義だそう。

東京ミッドタウンの屋外ガーデンには車両展示が広がる。17台の車両は、1987年発表の、もはや伝説的なモデルともいわれる「F40」をはじめ17台。
ちょっとオールドなフェラーリファンには、さらに、95年発表の「F50」があるし、21世紀では初の限定生産車である2002年の「エンツォ・フェラーリ」の展示もうれしいはず。

デザイン好きの人にとって、スピードや富の象徴としてデザインされてきたフェラーリの約30年を通観できることは、単にクルマのイベント以上に意味のあることではないだろうか。

「849テスタロッサ」や「アマルフィ」といった最新モデルに加え、「イコナ」というほとんどワンメイクとして製作された「モンツァSP1」(2019年)や「デイトナSP3」(2023年)も注目モデルだ。

フェラーリには製品開発における、ある種のポリシーがあるのはご存知だろうか。
「ディファレント・フェラーリ・フォー・ディファレント・フェラーリスタ」。フェラーリスタとはフェラーリファンのことを指す造語。簡単にいうと、ラインナップの多様性が大事、となる。

「イタリアはものづくりの職人を大切にする文化で、フェラーリの製品にもそれが反映されています。日本のお客さまはそこを理解してくれる人たちで、それが最近の傾向である女性客の増加につながっていると思います」
フェラーリ・ジャパンのドナート・ロマニエッロ代表取締役社長は、イベント会場において、そう語った。
「フェラーリの年間生産台数はごくごく限られていて、トヨタの1日の生産台数のほうが上なぐらいです。でもそれだけに希少性を大事にしていますし、一方、顧客とは(ファミリーのように)包括的な関係性を結ぶことを重要視しています」
イベントのために来日したフェラーリ本社のベネデット・ビーニャCEOは、自社の製品戦略の特徴を、上記のように語った。

そのことがよくわかるのが、今回のフェラーリ・フェスティバル東京に持ち込まれたモデルの数々だ。
12気筒、ハイブリッド、ピュアEV(このモデルの屋外展示はなし)とパワートレインは豊富、性能的にも、サーキット向けのモデルもあれば、日常的に使える快適志向のモデルも。エンジン搭載も多様だし、ボディも2ドアもあれば4ドアも、という具合だ。

26年シーズンのF1マシンなどレーシングモデルも展示された。日曜日にレースで勝てば月曜日にクルマが売れる、とかつて創業者のエンツォ・フェラーリが言ったとか。
フェラーリは創業当初から継続しているレース活動の資金をかせぐために、スポーツカーをつくって売ってきた、というのもちょっとロマンチックで、私の好きな説である。

ガーデンエリアでの車両展示を見たい人は、基本的には事前予約制(無料)なので公式サイトから登録してほしい。稀代のスポーツカーのデザインを楽しんでみてはいかがだろうか。
Ferrari Festival Tokyo 2026
開催期間:2026年9月26日(土)〜10月4日(日)
場所:東京ミッドタウン/展示エリア ガーデンエリア
https://festival.ferrari-japan.co.jp










































