飛行中の翼の上でパフォーマンスをする「ウイングウォーク」。2026年8月4日、この危険なスタントに97歳の女性が挑戦し、自らが持つ女性最高齢の世界記録を更新した。
記録を更新した女性の名は、ベティ・ブロメージ(Betty Bromage)。英国グロスターシャー州に暮らす彼女は、サイレンセスター近郊のレンドコーム・エアロドロームで約5分間のフライトを行い、97歳123日で記録を更新した。今回が人生6度目のウイングウォークである。
87歳で出合った「ウイングウォーク」
そもそもベティがこの挑戦を始めたのは87歳のとき。きっかけは、チョコレート菓子「Crunchie」のテレビCMでウイングウォークを見たことだった。
「飛行機の翼の上に立って空を飛ぶ」というウイングウォークに興味を持ち、娘婿に連れられてスタバートン空港を訪れたことをきっかけに初めて挑戦したという。
その後も挑戦を続け、22年8月4日、93歳145日で初めて女性最高齢のウイングウォーカーとしてギネス世界記録に認定された。その際にはループ・ザ・ループ(宙返り)やバレルロール(機体を横方向に一回転させる飛行)も行っている。
脳卒中から1年、今回は病院への恩返し
今回のフライトには、もうひとつの目的があった。ベティは25年8月に脳卒中を患い、チェルトナム・ジェネラル病院で治療を受けた。そこで受けた医療への感謝から、今回は同病院のために募金を集めることにしたという。
ベティはこれまでもウイングウォークを通じて、チャリティーへの募金活動を行ってきた。現在は視力があまりよくなく、車も運転できないという。それでも取材に対し、「(何かをし続けなければ)退屈してしまう」と話している。
次は「100歳のウィングウォーカー」に挑戦?
ベティはすでに次の挑戦について考えているようだ。再びウイングウォークに挑む可能性を示している。
87歳で初めて翼の上に立ち、93歳で世界記録を打ち立て、97歳で自ら更新したベティ。ベティのあくなき挑戦は、「何かを始めるのに、年齢は関係ないこと」ことを体現している。
次はどんな挑戦が待っているのか、その動向にも注目したい。
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