「ベルベルジン」という店をご存知だろうか。東京・原宿の「とんちゃん通り」(竹下通りを出て明治通りを渡り、斜めに入っていく小道)に店を構える老舗の古着店だ。アメリカものを得意としてデニム、スウェット、ロックTシャツなどの品揃えと目利きの手腕で名高い。海外のファッションデザイナーにも東京のお気に入り店に挙げる人がいるほど、古着シーンでは王者ともいえる銘店である。モード好きなら、ベルベルジン×アイ ジュンヤ ワタナベ マン×リーバイスの3者コラボの転写プリント服でその名を知る人もいるかもしれない。
そのベルベルジンと、アメリカン・スウェットの代表格であるラッセルアスレティックとがコラボを果たした。古着ファンならずともワクワクさせられる試みである。こだわりが強い両者がタッグを組んだ製品となれば、モノとしての価値はお墨付き。着ていればマニアにも一目置かれる服なのは間違いない。
2026年1月に発売された第1弾に続き、9月に待望の第2弾がリリース。今回のアイテムは、トラッカージャケット、ペインターパンツ、スウェットシャツ2型の計4型。すべてラッセルアスレティックが使う個性的なスウェット生地を採用している。
古着の復刻に近いスタンスだった前回と比べ、今回のラインナップは「古着を経た先にあるモダンなアイテム」といえるデザインだ。現代のファッションとして様々な服に合わせやすく仕上がっている。
さらに我々購買者が嬉しいのが、価格がリーズナブルなこと。有名店×有名ブランドのコラボにしては意外なほど手に取りやすい。もちろん世の中にはずっと低価格なスウェットアイテムも存在する。しかしきちんと考えられた服の価格が驚くほど高騰した現在のファッション市場を考えると、かなりお得ではないだろうか。製造したラッセルアスレティック側の企業努力や、高価格によるブランド化を潔しとしないベルベルジンの心意気に拍手したくなる。
発売は9月19日(土)からの「ベルベルジン 遊歩道」店頭での先行発売を経て、26日(土)より全国の取扱店及びオンラインストアにてスタート。
この紹介記事の制作者はアッシュグレーのトラッカージャケットを狙っているが、皆さんはどの服に魅力を感じるだろうか。若い男女に人気が続くスウェットパンツは、ここではスラックス気分で穿けるワークパンツに生まれ変わっている。家でも着たくなるプルオーバーのスウェットシャツもいいが、ほかでは見つからないアイテムにトライするのもきっと楽しい。

ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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