【スイス発のスニーカーOn】スイス人はやっぱりOnが好きだった!現地を訪れスナップ検証

  • 写真・文:一史
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26年8月末に、スイス最大都市のチューリッヒに行ってきました。
ジュネーブでもバーゼルでもベルンでもなく、チューリッヒ。
目的はメディアでの取材です。
それとは別にチューリッヒで調べたかったことがあります。
「On(オン)が拠点にする地の住民は、果たしてOnを履いているのか??」
という疑問。

Onはスイス発祥のシューズブランドで、本社がチューリッヒにあります。
我々のケースでいうなら、日本の誇りであるアシックスやオニツカタイガーを好んで愛用するような人がここにもいるのでしょうか。
世に優れたスニーカーがたくさんあるなかで、4万円ほどする(日本より遥かに高い。でも住民の収入もめちゃ高い)Onがどのように受け入れられているのか。
取材仕事の合間に、街を行き交う人々の足下を3日間ガン見し続けました。

結果。

履いてる。大人たちが。
わりと目につく。
ファッション性はあまり関係なし。
実用面で選ばれている印象。

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ただし見かけはするのですが、主流とまではいかないように思いました。
チューリッヒ中央駅(日本で例えるならクリーンな街並みのターミナルな東京駅)周辺で観察した結果です。
若者を含めよく履かれているスニーカーと感じたのは、

1位 アディダス ーーー 「サンバ」などのローテクなもの。日本と同様の感覚。

2位 ナイキ ーーー 種類はいろいろ。ただしモノトーン中心で、派手なものはなし。

3位 ニューバランス ーーー 現代のモデル。日本の大人層が好むクラシックは皆無。

こんなところでしょうか。
なにが人気かの判断は難しく、日本でよく言われる人気のスニーカーなら、
「ファッションタウンを歩く、トレンドお洒落さんが最近買ったスニーカー」
な観点で語られるじゃないですか。
街を眺めてまったく見かけなくても、クラブやファッションイベントに集う人たちが履いていれば「人気」と呼ばれる。
その目線ですと、Onの支持率はなんともいえません。

ちなみに、革靴の人はごくわずか。
スニーカー支持率が圧倒的でしたね(男性の場合は)。
冬になったら変わるのでしょうか。

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フライターグのクリエイティブ・ディレクターであるスイス・ジュネーブ出身のトーマス・ウェイクフォードに会ったとき彼が教えてくれたのが、
「スイス人は通常、何よりも機能を重視し、人生に対して飾らないアプローチをとります」
とのライフスタイル発想。
街でも上等なレストランでもよく見かける服装は、白を軸に黒とグレーを組ませた無地のシンプルな上下。
インパクトはなくても、ミニマルに洗練された都会的な人がいました。
アクセサリー、小物、個性的な服でごちゃっと全身を飾る人はまったく見かけませんでした。

フライターグの社員によると「日本人(東京人)のほうがお洒落で刺激的」とのことなのですが、果たして「お洒落」ってなんでしょう??
日本のメディアのお洒落スナップには、気合の入った着飾った人しか登場しません。
「無駄を削ぎ落とす美学もあると思うけどな……。アジア人には似合いにくい服装ではあるものの」とわたしのような偏屈なおっさんは思ってしまうのですが。
皆さんのご意見はいかがでしょうか。

ちなみに、Onは歩き心地凄いですよ!
私的な実感としてお伝えしておきます。
気づいたのは実は最近のこと。
25年に一気に4足買ったOnだけで秋冬を過ごしたほど快適。
人生ではじめて出会った、もっとも都会を歩き疲れしないシューズ。
もちろん今回のスイス出張にも履いていきましたよ。
雨降りが予想されたため、防水仕様のモデルを。
Onにした理由は単純で、脚に負担を掛けないようにするため。
旅に欠かせない道具として選んだ最良の一足がOnだったのです。

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上写真はスイス出張のお供と同型の「​​​​CloudTec Phase」(Onからお借りしたサンプルを撮影しメディア掲載したもの)。

一切忖度する必要のないブランドを絶賛するのは悔しくもありますが(サンプルを借りるくらいしか仕事上の関わりがなく)、チューリッヒの人々と共通する機能優先のマインドをこれからも持ち続けて愛用しようと思います。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。