目ざとい大人のスニーカー好きなら鮮明に記憶に残っているに違いない。2018年にNY発のエンジニアド ガーメンツ(以下、EG)がホカとコラボした限定シューズのことを。EGらしいミリタリーテイストのアウトドアシューズだった。ワークブーツのような無骨さとホカならではのクッション性とを併せ持つモデル。タフさに憧れる男心を直撃する仕上がりで、もちろん瞬く間に完売。世間の話題をさらったユニクロとEGとのコラボウェア第1弾の発売が2019年だったから、EGを知る人がまだファッション好きに限られた頃のプロダクトだった。手に入らず悔しい思いをした人も多かっただろう。


そのEGコラボのベースモデルが「トゥ ウルトラ ロー(Tor Ultra LOW)」だった。コラボの販売終了後も通常品は長く販売されてきた。しかし3シーズン前にいったん休止。そのモデルがこのたび復刻を果たす。約10年前のEGコラボを彷彿させるラギッドな印象である。ワークブーツ人気復活の気運が高まるいま、ホカがトレイルランで培った履き心地のこのシューズこそアイコニックな一足になりそうだ。「最近は店で見かけなくなり残念」と思っていた人にも嬉しい再販である。
初期モデルとは機能面が変化していることも見逃せないポイント。EGとコラボした当時のトゥ ウルトラ ローの防水素材は「eVent」だったが、22年以降は「ゴアテックス」に置き換わっている。eVentは透湿性に優れるとされ両者の優劣を比べられるものではないものの、有名なゴアテックスを信頼する人は多そうだ。昔のトゥ ウルトラ ローをまだ愛用している人も、新品に買い替えるいい機会かもしれない。
購入時に必ず把握しておきたいのは、色により発売時期が異なること。オリーブ系は2026年8月14日(金)、ブラック系は9月上旬、ネイビー系は11月上旬、トープ系は12月上旬となる。いますぐほしい人はオリーブ系のみ入手可能で、あと1ヶ月待てる人はブラックも選択肢になる。冬服との組み合わせ専用にするなら、ほかの2色の登場を秋まで待つのいい。
さらに発売店舗もそれぞれ異なるから(HOKA公式サイト 、 HOKA公式店舗では全色取り扱う)、その都度ネットでチェックを。価格が昔より上がり4万円近くする買い物なだけに、慎重にサイズと色を選び愛用の一足と出会いたい。
HOKA
www.hoka.com/jp/

ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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