
5月22日、米国防総省はトランプ大統領の大統領令に基づくUFO(未確認異常現象、UAP)関連情報の開示として、計64件の機密解除ファイルを新たに公開した。今回の資料には、軍の航空機が捉えた51本ものUFO映像や音声データのほか、現役の高官が2025年末に報告した生々しい目撃証言が含まれている。
現役の情報高官がUFOと遭遇
今回の情報公開には、アポロ・マーキュリー計画で宇宙飛行士らが宇宙空間で目撃した謎の光る物体に関する録音から、近年の米軍による目撃事例まで様々な事例が含まれている。
その中でも特に注目を集めているのは、現役の情報高官が遭遇したとされる2025年末の事件に関する報告書だ。この情報官は、過去のUFO目撃情報を調査するため軍のヘリコプターに搭乗して飛行していた際、「UFOとの至近距離での遭遇」を体験したという。
報告書によると、無数のオレンジ色の球体が遠い山並みを背景に飛び回っているのが見えたという。球体の群れは数分で消えたが、今度は2つの発光する巨大な球体がヘリコプターのすぐ側に現れた。それらは右側のローター(回転翼)のすぐ上に辺りで静止していた。楕円形で、中心が白または黄色を帯びたオレンジ色をしており、全方位に光を放っていたという。目撃した情報官もパイロットも「言葉を失った」そうだ。
新たなUFO映像も
公開された51本のビデオには、軍事カメラや赤外線センサーが捉えた、最近ではすっかりおなじみとなったモノクロの映像が並んでいる。2018年から2023年にかけて、ペルシャ湾を含む米軍の管轄区域で撮影されたものが多いようだ。
この中には、2023年にミシガン州ヒューロン湖で起きたUFO撃墜事件の映像も含まれている。中国の偵察気球騒動の直後にあった事件で、米軍の戦闘機が空に浮かぶ球体を撃墜した際の映像だ。この事件については、愛好家グループの気球だった可能性が指摘されている。
また、海中に出入りするUFOの姿を捉えた映像もある。撮影場所は伏せられているが、2022年に撮影したとされる映像で、潜水艦のすぐ側で、複数の飛行する球体が海中と空中を自由に出入りしている。
今回の第二弾公開により、米政府によるUFO情報の透明化はさらに一段階進んだ。特に2025年の目撃談が含まれていたことは、UFOが今現在も米軍の最前線で起きているリアルな問題であることを浮き彫りにしている。情報公開は今後も続く予定だ。
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