2年前に起きた“ある事件”が、再び注目を集めている。
事件は2024年5月、イギリス・ケント州メードストンで起こった。この日はジェマ・モンク(当時35歳)とケン・モンク(当時39歳)がオークウッド・ハウス登記所で挙式を行う日だった。幼馴染のふたりが長年の交際を実らせた節目の日である。
しかし挙式を目前に控えたその場で、事態は一変する。花嫁のジェマは何者かに突然名前を呼ばれ、振り向いた直後、黒いペンキを頭上から浴びせられた。
純白のウェディングドレスは瞬く間に汚れ、顔や髪にも塗料がかかった。突然の出来事に会場は騒然となり、挙式は一時中断を余儀なくされた。
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犯人はなんと“身内”だった
この事件が大きく報じられた背景には、加害者が「身内」であった点にある。
花嫁にペンキを浴びせた犯人は、ジェマの兄アシュリーの妻であるアントニア・イーストウッド(当時49歳)だった。アントニアは犯行後、その場から立ち去ったと報じられている。
積み重なっていた家族の確執
なぜ義姉はこのような行動に出たのか。報道によれば、背景には家族間の確執があったとされる。
発端は2023年9月に行われたアントニアとアシュリーの結婚式だった。そこでジェマが「足を引っかけた」と、アントニアから一方的に疑われたことをきっかけに関係が悪化。その後も対立は続き、ジェマとケンの結婚式にアントニア夫妻は招待されなかったという。
こうした経緯での中で不満が蓄積し、挙式当日の行動に至ったとみられている。
ジェマとケンは挙式費用を数年かけて貯め、この日を迎えた。突発的な出来事により式は中断されたが、ジェマはその後シャワーでペンキを洗い流し、別のドレスに着替えた。予定より遅れたものの、挙式は実施された。
判決で再び注目された事件
事件当初、この一件は衝撃的な出来事として各メディアで報じられた。そして約2年後の2026年4月、裁判所の判決が下されたことで再び注目を集めている。
アントニアは弁護士を通じて謝罪したものの、裁判所は禁錮10カ月(執行猶予18カ月)に加え、200時間の無給労働、被害者への接近禁止命令、損害賠償の支払いを命じた。裁判官は「あなたの行動によって結婚式は悪夢となった」と指摘している。
ジェマは判決後の取材に対し、「彼女の謝罪は受け入れられない」「刑が軽すぎると感じた」と語り、「人生で最も特別な日が忘れられない最悪の記憶になった」と心境を明かしている。
判決によって法的な責任は示されたものの、当事者同士の関係がこの2年間でどのように変化したのかは報じられていない。当事者たちは「もう忘れてほしい」と思っているかもしれないが、まるで「泥沼家族ドラマ」のようなこの事件、当分人々の記憶に残るだろう。
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Sister-in-law threw black paint at bride seconds before wedding in revenge attack https://t.co/ogOVhCl0lE
— Metro (@MetroUK) April 17, 2026