オランダの地区議会選挙に当選した女性が、選挙用に使用していた写真を大幅に加工していたことが発覚した。本人は、写真の画質が粗かったためツールを使って鮮明にしただけだと主張。しかし有権者からは本物との著しい違いを指摘する声が続出し、所属政党が党員資格剥奪を発表する事態となった。
もはや他人…本物と全く違う写真で当選
渦中の女性は、59歳の医療従事者、パトリシア・ライヒマンさん。ピープル誌によれば、3月にロッテルダム北部の地区を代表する議員に選出された。ところが選挙戦終了後、選挙区の有権者たちが選挙用写真と本人の実際の外見との間に著しい差があることに気付き、異例の注目を集めることになった。
ライヒマンさんが地元紙に提供した写真の女性はとても若々しく、艶やかでウェーブのかかったブロンドが顔を完璧に縁取り、カメラを見つめる青い瞳は濃く染められていると受け取られた。実際のライヒマンさんと比較すると、大々的にレタッチが施されているように見える。
生成AI使ったか、本人はもともと「若見え」を主張
不信感を抱いた有権者たちは、ライヒマンさんが生成AIを使用して画像を加工したと非難した。しかし彼女はこれを否定し、地元の新聞に掲載された自分の写真の解像度が低すぎたため、画質向上ツールを使って画素数を増やし、写真を鮮明にしただけだとオランダの日刊紙「アルフミン・ダフブラット」に説明した。
さらに、写真は本当の自分であると主張。現在の見た目とは少し違うが、それは服用している薬のせいで、もうすぐ服用も終わる予定だと述べた。「一部の人々があなたの説明に疑問を持つ理由を理解しているか」という質問に対し、確かに選挙に使った写真はかなり若く見えると認めたが、息子と外出しているとよく彼のガールフレンドと間違われ、「いつも年齢の割には驚くほど若く見えると言われるの」と付け加えた。
そもそも出馬資格に疑問?所属政党もあきれ顔
この騒動は、さらに驚くべき事態へと発展した。「アルフミン・ダフブラット」が加工疑惑の取材の過程で、ライヒマンさんが議員として選出された地区に住んでいない可能性があることを突き止めた。彼女はこの報道に異議を唱え、2つの地区に家を所有しているものの、当選した地区にある家が主たる居住地だと主張している。
ライヒマンさんの所属政党、『住み良いロッテルダム(Leefbaar Rotterdam)』は、ライヒマンさんと距離を置く姿勢を示している。発表した声明のなかで、加工された画像は党が制作した選挙運動資料やロッテルダム市が発表した公式の広報物には一切使用されていないと説明。「彼女は特定の写真をあくまで個人的な立場で地区の新聞に提出したにすぎない」と述べた。
さらに、居住地を巡る問題を受け、党はライヒマンさんに対し議席を返上するよう要請。しかし彼女が応じなかったため、入党面接の際に提供された情報が現実と矛盾しており、ともに活動するための信頼の基盤は残されていないという理由で、党員資格を剥奪する手続きを進めたということだ。AIは、節度を持って利用したい。
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🇳🇱🗳️🖼️Une conseillère municipale EXCLUE de son parti après avoir fortement retouché sa photo de campagne avec l’IA.
— Cultination (@Cultination1) April 6, 2026
À Rotterdam, Patricia Reichman, 59 ans,a utilisé une photo de campagne modifiée par IA… où elle apparaissait nettement plus jeune, avec un visage lissé et même… pic.twitter.com/aokJOsaP9J
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