「まるで死体安置所…」無数の“バラバラ遺体”の山に驚きの声。基地跡に広がるマネキンの山にネット騒然

  • 文:宮田華子
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shutterstock_1194015205(大).jpegPhoto:elisa galceran garcia/Shutterstock※写真はイメージです

イギリス中部リンカンシャー州フルベック。第二次世界大戦中の航空基地跡地に、異様な光景が広がっている。人間の足や頭部等、バラバラ死体が折り重なった状態で山積みにされているのだ。

ここは死体安置所なのか――。そう錯覚するほどの異様さだが、近づけばその正体が分かる。そこにあるのは人間ではなく、1万5,000体以上のマネキンである。この場所はしばしば「マネキンの墓」と形容され、近年はイギリス内外のメディアでも注目されている。

マネキンたちが最後に行きついた場所「マネキン・ホール」 

この不気味な景観の中心にあるのが「マネキン・ホール(Mannakin Hall)」だ。旧RAFフルベック基地の生活棟を活用した施設で、中古マネキンの回収と再生を手がける事業者が運営している。

内部には腕や足等がパーツ単位で分類されたコーナーや、全身タイプが整然と並ぶエリアが設けられており、用途に応じて保管されている。これらは店舗ディスプレイや撮影用として再び市場に出される。

なぜこんな施設があるのか?

背景にあるのは廃棄されるマネキンが多い、という業界の事情だ。小売店で役目を終えたマネキンは再利用が難しく、多くが処分されてきた。マネキン・ホールはそうした品を引き取り、修復や再塗装を施したうえで再流通させる拠点として機能している。

時期によってはイベント空間としても活用され、来場者が施設内部を歩きながらその特異な景観を体験できる機会も設けられている。

創業者の意図と文化的価値

この取り組みを率いるのが、マネキン再生ビジネスを手がけるトレイシー・ニコルソンである。小売業界での経験を持つ彼女は、廃棄予定だったマネキンに価値を見出し、収集と再活用を進めてきた。その結果、施設は世界的にも珍しい規模へと拡大した。現在では在庫拠点にとどまらず、アーティストや映像制作の現場にも素材を提供するなど、用途の幅を広げている。

訪問方法について

マネキン・ホールは公式サイトで営業日や見学の可否を案内しており、訪問は原則として事前予約制だ。不定期のイベントで一般公開されることもある。撮影や非日常的な空間を体験したい場合は、公式サイトやSNSで情報を確認するか、直接問い合わせるとよい。施設は旧軍用地内にあるため、アクセスは車が便利。公共交通の場合は最寄り駅からタクシーを利用するのが現実的である。

来英の記念に非日常的な空間を体験したい人にはおすすめの場所だ。

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公式インスタグラムにはシュールな写真や動画がたくさん掲載されている。@ mannaki - instagram