Shutterstock-Ulada※写真はイメージです思わず「食べていいの?」と戸惑うレベルの巨大スイーツが誕生した。それは、全長55メートル超の“チョコレート製の列車”。見た目のインパクトも、スケールも、すべてが規格外だ。
この前代未聞の作品を手がけたのは、マルタ出身のショコラティエ、Andrew Farrugia氏。レトロな列車をモチーフにしたこのチョコレート彫刻は、全長55.27メートルに達し、「世界最長のチョコレート彫刻」としてギネス世界記録に認定された。
長さはオリンピック規格のプールを超え、巨大旅客機の翼幅にも迫るサイズ。機関車1両に加え、客車22両で構成され、1両あたり最大160kg。素材はすべてベルギー産チョコレートという徹底ぶりだ。
この“甘すぎる大作”が披露されたのは、イタリア・ミラノ。食とファッションの都で、ひときわ異彩を放つ存在となった。
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実は以前も!?恒例行事の“チョコ列車”
実はファルギア氏、これが初の快挙ではない。過去にも世界記録を打ち立てており、2012年には全長34メートルのチョコレート列車、2014年には高さ13メートル超のチョコレート製ビルを制作。いずれもギネス認定を受けている。
今回の制作もまた気の遠くなるような工程だったそうで、準備期間は約1年、実際の設計・制作にも約4カ月を要したという。パーツ数はおよそ5000点、すべて手作業でカット。車両だけで約180個の車輪が存在するなど、細部まで作り込まれている。
8月から粘土で原型を作り、10月には実際のチョコレートパーツの組み立てへ。最終的には大規模なチームで組み上げられた。ただし、最大の難関は“制作”ではなく“運搬”だったという。
「非常に繊細な作品なので、移動には細心の注意が必要だった」とファルギア氏。すべてのパーツを保護しながら輸送し、破損ゼロで完成形を披露できたことに安堵したと語っている。
このプロジェクトについて彼は、「所属機関や祖国、家族に何かを残したかった」とコメント。長年教鞭を執る教育機関や地域社会への思いも込められている。見て楽しむか、食べて楽しむか…。もはや「崩すのが惜しい」というのが正直な感想かもしれない。
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