【一杯のコーヒーで五感が整う】吉田愛が空間デザインを手掛けた原宿の「Quaro」で、本格派コーヒーと建築美を体感する

  • 写真:河内 彩
  • 文:Pen編集部
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クワロ

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石谷貴之と共同開発したブレンドを使用した「カフェラテ」(¥880)、「コールドブリュー」(¥880)、「クワロッサン(抹茶)」(¥770)。

都市のなかで、感覚をひとつずつ呼び覚ましていくような場所がある。建築設計事務所Suppose Design Officeの吉田愛が空間設計を手掛けた「Quaro」は、コーヒーを軸に音楽やアートを重ねた、4層構造の複合スペースだ。

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都市のリズムと共鳴しながら、ネイチャーの要素を織り込んだ1階フロア。外界と内側がやわらかくつながる空間だ。

 地下1階にはロースタリーを備え、焙煎のプロセスや豆の個性に触れる体験型のプログラムも用意。1階のカフェでは、ジャパン バリスタ チャンピオンシップで3度の優勝を誇る石谷貴之と共同開発したブレンドを、特注のLa Marzocco Strada Xで抽出する。自然の要素を織り込んだ空間のなかで味わう一杯は、単なるコーヒーの域を超え、身体のリズムを整えていくようだ。

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地下1階のロースタリーでは、焙煎のプロセスや豆の個性に触れる体験型プログラムも用意。コーヒーの“背景”まで味わえる。

2階へ上がると、空気はゆるやかに変化する。高精度な音響システムを備えたミュージックバーでは、ELLA RECORDSによる選曲が空間を満たし、コーヒーの余韻に音が重なっていく。さらに3階では、ポップアップや展示など、表現が更新され続ける余白が広がる予定だ。

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高精度音響システムを備えた2階のミュージックバー。ELLA RECORDSの選曲が、空間に奥行きを与える。
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左から、雑味のないすっきりとした余韻の「ほうじ茶ラテ」(¥990)と、福岡・桜井焙煎工房より仕入れた抹茶を使用した「抹茶ラテ」(¥990)。

 コーヒーを起点に、音、空間、そして人の感覚が交差していく「Quaro」。都市の喧騒から一歩離れ、自分の内側へとチューニングしていくための、新しい文化のハブがここにある。

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シグネチャーの「ソフトクリーム(エスプレッソ&ミルク)」(¥770)。あらゆる冷たいドリンクにトッピングでき、味わいに奥行きを添える。

Quaro

住所: 東京都渋谷区神宮前4-25-32
営業時間:8時~20時
定休日:無休
Instagram@quaro_jp