「犯人はまさかの黒猫」小学校で1年続いた連続窃盗…監視カメラが捉えた“決定的瞬間”

  • 文:吉井いつき
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Shutterstock ※画像はイメージです

ニュージーランドの小学校で、一年以上にわたり続いていた謎の盗難事件が解決の時を迎えた。プール用品や下着などを盗んでいた窃盗犯の正体は、なんと文字通りの「泥棒猫」であった。

カメラが捉えた驚きの犯人

盗難事件に悩まされていたのは、ニュージーランド北島、ファカタネにあるアパヌイ小学校だ。マラマ・スチュワート校長によれば、異変が始まったのは1年以上前のこと。靴が片方だけなくなったり、プールの季節にはゴーグルや下着、タオルなどが行方不明になった。また同時に、そういった遺失物が廊下に落ちていることも増えた。

当初、これらは生徒らによる単なる忘れ物だと思われていたが、最近になり水着とタオルが同時に紛失する事態が発生。不審に思った事務職員が校内の監視カメラを確認したところ、そこには驚きの光景が映し出された。なんと、一頭の黒猫が自分よりも大きなタオルを引きずって、校庭を横切っていく様子が鮮明に記録されていたのである。

さらに、用務員が校内を捜索したところ、体育倉庫の裏で、これまで盗まれた品々が大量に保管された「秘密基地」まで発見された。猫は盗んだ獲物を自分の家へ持ち帰るのではなく、学校の敷地内にあるお気に入りの場所に隠していたのである。

小学校のFacebookアカウントに泥棒猫の決定的瞬間の動画が投稿されると、この話題はたちまちSNSで拡散され、国内外のニュースメディアに取り上げられることとなった。動画には「かわいすぎる泥棒」「逮捕はしないであげて」「猫はこういうことをする、知ってた」などと多くのコメントが寄せられた。

生徒たちの生きた教材に

学校側がこの猫の飼い主を突き止めたところ、飼い主は愛猫が「窃盗犯」であることを認めた。飼い主が匿名を希望しているため、学校側はこの猫を、ニュージーランドで有名な絵本に登場する泥棒猫のキャラクターにちなみ「スリンキー・マリンキー」と呼ぶことにしたという。

スチュワート校長は、今回の騒動を前向きに捉えている。「子供たちにとって、学校に現れたリアルな『スリンキー・マリンキー』は、物語を書く良い機会になるでしょう。それに、自分の持ち物をしっかりカバンにしまうという習慣を身につけるための、最高の実践教育になりましたからね」

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【動画】タオルを盗む泥棒猫