【2026年春に行くべき最新サウナ3選】駅近、手ぶらで行ける、美デザイン…しっかりととのう都市型施設

  • 文:久保寺潤子
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冬から春へと切り替わるこの季節は、環境の変化によって心身のバランスを崩しがち。そんな時こそ、手軽に利用できる都市型サウナでととのえるのがお薦めだ。仕事帰りや週末、ひとりでも仲間とでも、サクッとリフレッシュして日々のリズムを取り戻そう。

スタイリッシュな空間とネオンが没入感を誘う「saunahouse」

品川から電車で約10分、川崎駅近くにあるsaunahouseは地上6階建てのサウナ特化型施設。男女それぞれ5つのサウナ、炭酸泉や温度の異なる3つの水風呂、ホットバスの5つの浴槽を展開するほかレストランも備え、手ぶらで1日過ごせる充実のスポットだ。

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メインフロアの中央には約20度のプール(奥)と約9度の水風呂(手前)があり、好みの温度でクールダウンできる。

川崎駅から徒歩5分、映画館やライブホール、飲食店を備えた複合商業施設ラ チッタデッラの一角に登場したsaunahouseは、サウナ専用施設には珍しい男女同スペックを完備。コンクリート打ちっぱなしの広々した浴室には10度、17度、22度の水風呂や季節によって温度が変化する炭酸泉、42度のホットバスが、その周りにはオートロウリュにセルフロウリュ、スチームサウナが2フロアにわたって配置されている。

ネオンカラーのライトがアクセントになったサウナ室はそれぞれ異なった演出がなされており、サウナに没頭するために考え抜かれたスタイリッシュなデザインが特徴。アンビエントな音楽が流れるサ室、マグマを彷彿とさせる真っ赤なライティングと高揚感のある音楽で演出された攻めのサ室、フィンランドから輸入した稀少なケロ材を贅沢に使用したサ室などそれぞれに趣向を凝らしていて飽きることがない。なかでも4.4mの高低差をつけたサ室では座る位置によって温度のグラデーションが体感できる設計で、強制給気システムにより常に新鮮な空気が循環しているため息苦しさを感じにくい。一方スチームサウナは、入り口に設置されたカウンターがゼロになると天井からスコールが降り注ぎ、アロマ浴も同時に楽しめるという仕掛けだ。

 

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高低差のあるサ室では座る位置によって温度のグラデーションを体感できる。

 

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左:真っ赤なライティングと重厚な音楽で演出されたサ室は最も温度が高く、“攻めのサウナ”を体感できる。右:定期的にスコールが降り注ぐスチームサウナ。ここでアーユルヴェーダのプログラムなども行っている。
 

種類豊富なサウナの合間の“ととのえスポット”となる水風呂やホットバスは全て地下360mから湧き出るpH値7.4の地下水を使用(注)。導入フロアの中央に設置されたジェットバスでは体をほぐし、メインフロアの全長5mプールでは泳いだり潜ったりすることで頭までクールダウン。広々した外気浴スペースではラウンジチェアに体を委ねて風を感じながらリラックスできる。

(注)地下水は現在メンテナンス中につき一時停止。2026年5月上旬より再開予定。

浴場は各所にシャワーが設置されていて、サウナ後はすぐシャワーでリセットし、次のアクションに移ることができる。きめ細やかな設計はアフターサウナでも徹底されている。真っ白に統一された清潔感のあるロッカーやパウダールームには「コスメキッチン」を展開するオーガニックコスメ専門会社と共同開発したオリジナルのスキンケアや館内ウェア(有料)を用意。男女ともに利用できる2階のレストラン「THE CEDER TABLE」はバーカウンターや飲食スペース、男女別のリラックススペースが緩やかに分かれいて、色々な楽しみ方ができる。

 

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左:館内着や私服でも利用可能なレストラン。男女別のくつろぎスペースもある。右:レストランは辛味・酸味・甘味をテーマにしたメニューが揃う。牛肉レッドフォー¥1,300

会社帰りに仲間と一緒に出かけたり、週末一人でじっくりサ活したり、カップルで楽しんだりと様々なスタイルで利用できるsaunahouse。進化した都市型サウナを体験したい。

saunahouse  【神奈川・川崎】
神奈川県川崎市川崎区小川町5-1
営業時間:9時〜23時 ※最終入館21時30分
※レストランは10時〜22時(21時30分L.O.)

https://nus-saunahouse.com/sauna

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神宮外苑でととのう、自然と一体化できる「TOTOPA」

TOTOPAは都立明治公園の敷地内にあるサウナ中心のリトリート施設。国立競技場に隣接したこのエリアは、周囲にランニングコースもあり神宮外苑特有ののんびりした環境が特徴だ。プロデュースを手がけるのは松尾大、秋山大輔が主宰するクリエイティブサウナ集団TTNE。都会のオアシスにふさわしいゆったりした空間設計が心地よい。

 

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中央に位置する温水・冷水を備えた浴槽(男性側)。天井のトップライトが開放的な気分をもたらす。

 

3階の男性用フロアは3種のユニークなサウナ空間に加え、深水風呂を含む2種類の水風呂や、外気浴を中心とした3つの休憩室を完備。「左室」「右室」「ナ室」と名付けられたサウナは異なる内装や照明で演出され、ソロでも仲間とでも楽しめる設計だ。天井のトップライトが開放的な温冷水の浴槽、水深1.6mの深水風呂などをサウナの合間に組み合わせることにより、18通りの「ととのい」体験ができる。

 

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左:直線的なデザインと寒色照明で左脳を刺激するサウナ。右:丸みを帯びたデザインと暖色照明、パーソナルベンチで右脳を刺激するサウナ。どちらもオートロウリュウあり(ともに男性側)。

 

一方2階の女性用フロアは薬草スチームに包まれながらデトックスができる蒸し湯、ドーム型の瞑想ルームやサウナ、ホットバス、水風呂とバリエーションに富んだ楽しみ方ができる。広々したパウダールームにはMEGUMI監修によるコスメも完備される充実ぶりだ。

 

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薬草スチームに包まれ、肌や髪のダメージを抑制しながら全身デトックスできる「すちこ」(女性側)。

 

また男女両フロアには自然光がたっぷり差し込むラウンジに飲み放題のソフトドリンクが用意されているほかランニングステーションとフィットネス空間も装備され、都会のど真ん中とは思えぬウェルビーングな開放感に溢れている。サウナでととのった後、公園内に点在するカフェでのんびり過ごせば遠くに出かけずとも手軽にリフレッシュできてしまう。これぞ究極の都市型サウナと言えそうだ。

TOTOPA都立明治公園店 【東京・外苑前】
東京都新宿区霞ヶ丘町5-7都立明治公園内A棟2階、3階
営業時間:11時〜23時 ※最終受付22時

https://totopa.jp/

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駅徒歩1分、五感でととのう最新サウナ「高輪SAUNAS」

2026年2月にオープンしたばかりの高輪SAUNASは、現在のサウナブームの火付け役となったマンガ『サ道』の原作者、タナカカツキがプロデュース。JR高輪ゲートウェイ駅から徒歩1分の商業施設「ニュウマン高輪」内という好立地で話題のサウナだ。

入り口を入ると広々としたホール中央にはガラス張りの蒸留スペースが目を引く。ここでは、館内で不要となった植物やハーブを利用してエッセンシャルオイルを抽出し、サウナで利用しているという。ワークスペースや休憩スペースの先がサウナ室だ。深さの異なる水風呂や寝湯を中心に、男性側には5つのサウナ室、女性側には3つのサウナ室が回遊式に配置されている。各サウナ室は天然木材をふんだんに使った異なる設計で、植物の香りが立ち込めている。

 

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すべてのサウナ室は天然木を贅沢に使用。「マーリ」(女性側)ではスクラブや泥、ハーブを使用したサウナプログラム「リトリート」を実施。

とくに男性用サウナ室はバリエーション豊富で、天井から滴り落ちる水の波紋を眺めながら瞑想できる「ハモン」、シンギングボウルによるサウンドプログラムが体験できる「サウンド」など、五感を刺激しながらリラックスできる仕掛けになっている。またサウナ壁面からエッセンシャルオイルが放出される「バロ」や、男女共通のサウナ室として窓から都市景観が楽しめる「パノラマ」などがあり、木材と植物の香りに包まれながら森林浴のような心地よさが味わえる。

 

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左:水の波紋が天井に広がる瞑想的な空間「ハモン」(男性側)。 右:シンギングボウルを使ってのサウンドプログラムが体験できる「サウンド」(男性側)。

高輪SAUNASでは「食べること=心とからだを整えること」をテーマにしたプラントベースのレストランも併設。精進料理「醍醐」の野村祐介が考案したメニューは、動物性食材や合成添加物を使わずに素材本来の味わいを引き出したもの。ヘルシーでありながら満足感のある味わいは、ととのいの仕上げにふさわしい。

 

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カフェのメニューより。フレッシュな野菜をディップとともに楽しむ「ブッダボウル」¥1,280

高輪SAUNAS 【東京・高輪】
東京都港区高輪2-21-1 ニュウマン高輪 North 5F
営業時間:11時〜26時
https://saunas-saunas.com/takanawa