ボルボの電動SUV「EX30」。先端テクノロジーを備え、コンパクトながら走行性能と機能性を両立するバランスの取れたエントリーモデルだ。今回、その中でもハイパフォーマンスを実現するAWDモデルに試乗した。舞台は雪国、新潟・上越妙高。舗装路だけでなく、雪道での走行を体験できたことは、このモデルの実力を理解するのに有意義だった。
雪道で実感した、AWDの安心感
今回試したツインモーターAWD仕様は前後にモーターを搭載し、最高出力315kWの実力を持つ。コンパクトSUVのイメージとは裏腹に、高性能車と遜色がないパフォーマンスだ。高い安定性を発揮し、アクセル操作に対する反応は鋭い。0-100km/h加速ではボルボ史上最速となる3.6秒を実現し、そのトルクの立ち上がりは快感だ。
小道に入ると積雪や圧雪も見られる環境だったが、電動AWDによる応答の速さは安心感を覚える。ドライブモードを切り替えた際の力強さも印象的で、速度の伸びは軽快だった。コンパクトなボディサイズでありながら、走りの余裕は十分に感じられる。
郊外でも都心でも活躍する、取り回しのよさ
一方でボルボらしい扱いやすさはしっかりと残されている。ボディサイズがコンパクトであることにより取り回しはとても良好で、狭い進入路や駐車スペースでも不安は少ない。都市部とアウトドア環境の双方で使える実用性は、このクラスならではの魅力と言えるだろう。
次世代を感じさせるインフォテインメントシステム
インフォテインメントでは、センターに配された12.3インチの大型ディスプレイに多くの機能を集約。速度表示からナビゲーション、車両設定、オーディオ操作まで、スマートフォンと同じ感覚で行うことが可能だ。Google搭載のシステムにより、マップやオーディオなども音声操作が可能だ。上質なオーディオ体験も提供し、EVならではの静粛性と相まって音のディテールが明瞭に感じられ、車内空間全体を包み込むような音場をつくり出していた。
ワンペダルドライブがもたらす快適性
ワンペダルドライブも試した。アクセル操作だけで減速まで完結するワンペダルは、少し慣れは必要だがブレーキ操作をしなくていいぶん、むしろ扱いやすい。ブレーキ頻度が減ることでドライバーの負担も軽減され、運転が上手くなったような感覚になった。EVの利便性を象徴する機能のひとつと言える。
小さなボディながら、あらゆる状況に対応する実力
EX30の魅力は、単なるコンパクトEVではない点にある。走行性能、デジタル体験、快適性は上位クラスのそれだと感じた。雪道という条件下でのドライブを通して、特にAWDモデルは都市部での走行からアウトドアまで、あらゆる路面状況でもシームレスに使える存在だと感じた。加えてコンパクトで取り回しがよく、次世代の合理的な選択だと、この一台は教えてくれる。
ボルボ EX30 Ultra Twin Motor Performance
全長×全幅×全高:4,235×1,835×1,550mm
バッテリー容量:69kWh
駆動方式:AWD(全輪駆動)
最大出力:315kW(428ps)
航続距離:535km(WLTC)
本体価格:¥6,290,000〜
www.volvocars.com/jp







