「ホームレスだと思ったら資産家だった…」救出後に判明した“物乞い男”の衝撃の正体

  • 文:山川真智子
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shutterstock_1774253960(大).jpeg Photo:MUTO KOJI/Shutterstock※写真はイメージです

インドのある町で、長年物乞いをしていたホームレスと思われる男性を保護したところ、とんでもないお金持ちであることが分かったという。男性は不動産を数件所有し貸金業まで営んでいたということで、保護した行政側もまさかの展開に驚いている。 

市場で物乞いする男性 行政が救出

話題の男性がいたのは、インド中央部に位置するマディヤ・プラデーシュ州のインドール市。物乞いのいない街を目指した集中的な取り組みの一環として、地方当局が地元民で賑わう市場、サラファ・バザールで長年物乞いをしていた男性を救出した。

世界の不思議ニュースを紹介するサイト、オディティ・セントラルによれば、この男性は50歳で、マンギラルという名で周囲に知られていた。歩行不能なため車輪付きの小さな木製台座に胡坐をかいて座り、自ら押して移動する生活を送っていた。ハンセン病で指を失っていたため、その姿に同情した多くの人々が小銭を差し出し置いていったという。 

ホームレスじゃなかった… 驚愕の事実判明!

当局は、マンギラルを保護した後、シャワーを浴びさせて清潔な衣服を与え、事情聴取を行ったという。その結果分かったのは、彼は物乞いで1日に数千ルピーを稼ぎ、市場の店主たちに利子を付けて金を貸していたという事実だった。

その後の調査で、彼はホームレスどころか、3階建ての一戸建て、もう一軒の別の家、そして政府の福祉プログラムで提供されたアパートの合計3つの住宅のオーナーであることが判明した。さらに、他人に貸し出している三輪自動車2台に加え、普通乗用車1台を所有し、月1万2000ルピー(約2万円)で運転手を雇っている事実も明らかになった。

施しの習慣が原因?なくならない物乞い

マンギラル自身は、市場で稼ぐお金は生きていくために必要なものではなく、様々な投資の元手にしているものだと認めた。当局は現在彼が自分名義の銀行口座を所有していないかを調査中だという。さらに、調査の過程でマンギラルの家族も物乞いに関与していることが明らかになった。

物乞いはインドールでは違法であることを知っていたマンギラルは、市場ではただ地面を見つめながら台に座っているだけで、決して物乞いはしていなかったと主張。人々は勝手に自分のポケットにお金を入れたり、木の板に硬貨や紙幣を投げ入れたりするのだと説明したという。

もっとも、その無言の姿勢がさらなる同情を誘ったことは確実で、これこそ周到に練られた戦略だったとオディティ・セントラルは解説している。そもそもインドには貧しい者に施しをする喜捨の習慣があり、これが物乞いがなくならない理由の一つとなっている。マンギラルが持つ富をはるかにしのぐ富豪物乞いも存在するということで、物乞い撲滅は一筋縄ではいかない問題のようだ。

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実は大金持ちだった物乞いの男性

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男性の動画