米フロリダ州で、農場から脱走したエミューを警察官が「逮捕術」を駆使して確保するという珍事が発生し、話題になっている。警察官はエミューの足に手錠をかけ、暴れる巨体を制圧。「エミューに手錠をかけたのは初めてだ」と困惑交じりに語った。
路上を爆走する逃亡者
事件が起きたのは今年1月9日、フロリダ州セントジョンズ郡の路上である。農場から脱走したエミューが道路を徘徊しているとの通報を受け、郡保安官事務所に勤続25年のベテラン、トミー・キースラー巡査長が現場に急行した。
ボディカメラの映像には、巡査長が「面白いことになった。エミューを追跡中だ」と無線で報告する様子が収められている。エミューはパトカーの制止を振り切り、時速50キロ近い速さで逃走した。
強烈なキック、そして拘束
一度はエミューに接近した巡査長だが、特有の強力なキックと鋭い爪による反撃に遭い、振り切られてしまう。エミューはオーストラリア原産の大型鳥類で、成長すると体高1.9メートルにも達する。その脚力は凄まじく、まともに食らえば無傷では済まない。
そこで巡査長は投げ縄を自作し、エミューの動きを封じるという驚くべき行動に出た。フェンス際の茂みに隠れたエミューの首に投げ縄を引っかけると、巡査長が腰から取り出したのは、犯罪者を拘束するための手錠だった。
ボディカメラにはこのときの巡査長の言葉が記録されている。「正直に言うと、エミューに手錠をかけるのは初めてだ。でも、この足ならサイズが合うはずだ。これで蹴られずに済む」
映像には、巡査長がエミューの足首に慎重に手錠をかけ、フェンスに固定する様子が映っている。その際、巡査長はまるで容疑者を諭すかのように語りかけた。「そんな目で私を見るな。噛みつこうなんて考えるなよ。よし、抵抗はやめるか? 起訴はしたくないんだ。口答えもするなよ」
エミューは両足を手錠で固定され、身動きが取れない状態で保護された。その後、駆けつけた飼い主へと引き渡され、無事に農場へと帰還したという。
保安官事務所は公式Facebookでこの騒動を報告。「エミューに対するすべての刑事告訴は取り下げられた」とジョークを交えて結んだ。ボディカメラの映像はたちまち話題になり、現在までに26万回以上再生され、世界各国でニュースとなった。動画には「保釈金の支援しなくちゃ」「おい、警官がエミューに権利の告知をしなかったぞ」「オーストラリア軍を蹴散らしたやつだ」などと、ユーモア溢れるコメントが並んでいた。
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【動画】警官が逃亡エミューに手錠をかけて拘束
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@thesun Watch the hilarious moment a desperate cop is forced to handcuff an escaped Emu after the huge bird kept outrunning him. Click on the link above to read more. #FunnyNews #Emu #Cop ♬ original sound - The Sun