“2つの顔を持つ子猫”誕生に世界中で議論が勃発。「生きてほしい」「苦しませるな」…再生5500万回の波紋

  • 文:吉井いつき
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Shutterstock ※画像はイメージです

ナイジェリア・ラゴスで、2つの顔を持つ極めて珍しい子猫が生まれ、その映像が世界中で大きな反響を呼んでいる。飼い主がSNSに投稿した動画は、5500万回以上再生され、視聴者からは驚きと悲しみの声が入り混じったコメントが寄せられている。

愛らしい子猫の中に…

昨年12月30日、アブドゥルラフ・ムサさん(26)は自身のTikTokアカウント(@_kakaoflagos)に動画を投稿した。その動画には飼い猫が産んだばかりの愛らしい子猫たちが映し出されているのだが、ムサさんが1頭のキジトラの子猫を手に取った瞬間、状況は一変する。その子猫には、1つの頭部を共有するようにして、2つの顔があったのだ。


子猫は2つの鼻、2つの口、そして4つの目を持っていた。飼い主のムサさんはNewsweekの取材に対し、「獣医師たちに相談したが、彼らもこれまでにこのようなケースは見たことがないと言っていた」と、その衝撃を語っている。


このように、顔の一部が重複して形成される先天的な発達異常は、医学的に「顔面重複奇形(diprosopus)」と呼ばれる。この特異な外見から、ローマ神話に登場する2つの顔を持つ門の守護神にちなみ、猫の場合は「ヤヌス猫」とも呼ばれる。

ヤヌス猫の過酷な現実


この動画に対し、ユーザーからは500万件以上のいいねと25万件以上のコメントが寄せられた。コメント欄では、この子猫をどうするべきか、生き残れるかどうかを巡って激しい議論が交わされた。あるユーザーは「餌を与える手助けをすれば生き残れるはずだ」と希望を述べたが、「苦しませず、安らかに眠らせてあげるべきだ」と現実的な意見を書き込む者もいた。


ムサさんは投稿コメントで「すでに獣医師に連絡した。何かができることを願っている」と綴っていたが、その後、獣医師から「最終的には安楽死を検討せざるを得ない」との助言を受けたことを明かしている。ヤヌス猫は、授乳の困難さや呼吸器系の問題から、生後24時間を超えて生存できるケースが極めて稀であるためだ。


ただ、過去には驚くべき例外も存在する。ほとんどのヤヌス猫が短命に終わる中で、アメリカの動物看護師に育てられたヤヌス猫「フランクとルイ」は、15歳と87日間という驚異的な長寿を全うした。この記録はギネス世界記録にも認定されている。


なお、ムサさんは今年に入って母猫と兄弟猫たちの新しい動画を投稿しているが、その投稿の中でヤヌス猫については触れていない。フォロワーらは、おそらく子猫が亡くなったのだろうと推測している。

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【動画】顔が二つある子猫

@_kakaoflagos I contacted a vet already, hopefully something can be done.😔 #kakaoflagos #livingwithcats #catsoftiktok #catdad ♬ Absent Haven - Pianza

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@_kakaoflagos The vet says there’s nothing they can be done except euthanizing it, if there’s anyone out here they can help them stay alive please reach out. 🥹 #kakaoflagos #livingwithcats #catsoftiktok #catdad ♬ golden brown but female version. - Golden brown lady🥀