オーストラリア・ビクトリア州ギップスランドで、釣り人のコディ・スティリアノウさんが“ピンク色”のカモノハシを発見し、ネットがザワついている。
最初は巨大なマスだと思ったが、その独特の泳ぎ方に違和感。水面から姿を現したのは、まさかのピンクボディ&ピンクの足・くちばしを持つカモノハシだったという。スティリアノウさんはこの個体を「ピンキー」と命名。今シーズン初の釣りで約15分間観察し、動画撮影にも成功した。
場所については、希少動物保護のため「秘密」。なお同じ川で普通カラーのカモノハシは5〜8匹ほど目撃済みとのこと。
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SNSでは「アルビノ?」と盛り上がるも、専門家は一瞬で現実に引き戻す
映像が公開されると、SNSではすぐに「アルビノ個体では?」「大発見では?」と騒ぎ始める人たちが続出し、ちょっとしたプチ祭り状態に。
ところが、オーストラリアカモノハシ保護協会のジェフ・ウィリアムズ氏は、波立ったコメント欄とは真逆の静けさで説明した。曰く、このピンク色は単なる「毛色の個体差」であり、人間でいえば髪色やそばかすが少し多い程度の話。
つまり「珍しいけど、大騒ぎするほどでもない」という、実に現実的な評価だった。極めつけは、「可愛いですが、画期的発見ではありません」と語った。
そんなカモノハシは現在、国際自然保護連合(IUCN)の分類で「準絶滅危惧」。特にビクトリア州では個体数の減少が問題視されている。過去には河川開発などで生息環境が徹底的に壊され、一時はかなり追い込まれたものの、近年は植林や環境改善のおかげで、ようやく回復の兆しが見え始めた段階だという。
ただしウィリアムズさんは「まだ道半ば。油断は禁物」と釘を刺している。SNSでは「公式キャラにしたい」「ポケモン感すごい」「自然が作る限定色」など、なぜか“推し活”ムードに。一方で、「珍しいけど騒ぎすぎでは?」「学術的には通常運転」という冷静派の意見もあった。
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