顔から崩れ落ちた自由の女神…ブラジルで起きた“前のめり倒壊”の瞬間

  • 文:大村朱里
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Shutterstock-Diegomezr ※写真はイメージです

ブラジル南部リオグランデ・ド・スル州グアイバで、高さ約35mの自由の女神像レプリカが暴風にあおられて倒壊する出来事が起きた。

よりによって顔から前のめりに崩れ落ちる瞬間が動画で拡散され、ネット上では「自由、重力に負ける」「風に民主主義まで持っていかれそう」と、なぜか世界情勢まで絡めて深読みし始める人まで現れている。

倒壊が起きたのは現地時間12月15日午後3時ごろ。ストリンガーズハブやニュースウィークによると、このレプリカ像はブラジル小売店「ハバン」の駐車場の上にお店のシンボルとして立っていたものだが、当日は時速80〜90キロの暴風が吹き荒れており、女神は徐々にしなりながら前方へ傾斜。そのまま顔から地面へダイブした。

拡散された動画には、掲げたトーチ、腕、王冠まで一緒に崩れ落ち、駐車場へ激突。土台だけを残して本体が分解される衝撃的な光景となったが、車両は素早く避難し、負傷者はゼロだったという。

 倒壊後は緊急サービスが現場を封鎖し、数時間後には撤去作業が開始された。

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“女神の前のめり倒壊”映像が大反響! SNSは一瞬で“大喜利会場”に

この“女神の前のめり倒壊”映像は瞬く間に拡散され、コメント欄ではなぜかアメリカの現状とリンクさせる声が続出。

「最近、自然はアメリカに冷たいよね」「自由がひざまずいた瞬間」「これは皮肉。いや、大皮肉」「象徴って、倒れるときも象徴的なんだね」など、なぜか文学的な解釈が次々と投下され、気象ニュースが思想談義コーナーに進化する不思議な展開を見せている。

なお、この像は2020年に設置されたばかり。店舗のシンボルとして建てられたものだったが、わずか数年でハードな“耐久テスト”に落第する形となった。

グアイバのマルセロ・マラナタ市長は「発生直後から状況を注視している」とSNSでコメントし、市民防衛局などが全面対応にあたっていると強調。州内では他にも嵐による事故が相次いでおり、大雨警報も継続中。停電や洪水、落雷への警戒が呼びかけられている。

@brutamerica Strong winds topple a replica of the Statue of Liberty in Brazil. The 79-foot-tall structure could not withstand wind gusts of 56 mph. According to local authorities, the incident did not cause any injuries. #brazil #winds #statue #statueofliberty ♬ original sound - Brut.
【動画】大胆に倒壊した自由の女神像。