全身のタトゥーと過激な身体改造で知られる女性インフルエンサー、メアリー・マグダレンさん(本名デニス・イヴォンヌ・ジャービス・ゴンゴラ)が、タイ・プーケットのアパートから転落し、33歳で亡くなった。
高層アパートの9階から転落
今年12月9日午後1時50分頃、タイ・プーケット島のリゾート地パトンにある高層アパートの駐車場で、地面に倒れているメアリーさんが発見された。地元警察の発表によると、彼女はこのアパートの9階から転落して死亡したとみられている。
メアリーさんは、死亡した翌日の10日にこのアパートをチェックアウトする予定だった。転落現場とみられる9階のバルコニーには彼女のものと思われるビーチサンダルが残されており、警察は現在も転落の状況について調査を続けている。
死の直前に投稿された謎のメッセージ
メアリーさんはカナダとメキシコのルーツを持ち、公式Instagramには14万人を超えるフォロワーがいる。全身はもちろん顔にも大胆なタトゥーを施し、眼球のタトゥー、リップフィラー、鼻の整形、豊胸手術、豊尻手術など、数々の美容整形手術を繰り返したことで知られる。整形手術の失敗で生死の境をさまよったり、眼球へのタトゥーで一時的に目が見えなくなったりと、たびたび話題を振りまいてきた人物である。
転落死の前日、12月8日、メアリーさんは自身のInstagramアカウントに謎めいた投稿をしている。それは、1998年の米映画『トゥルーマン・ショー』のラストシーンの静止画2枚と、自身の幼少期の写真だった。『トゥルーマン・ショー』の画像には、主人公の有名なセリフが添えられていた。
「もし会えなかったら、こんにちは、こんばんは、そしておやすみ」 (And in case I don't see ya, good afternoon, good evening and good night.)
このどこか遺書めいた投稿には、現在彼女の死を知った多くのフォロワーから、「なんて悲しいことだろう」「どうか安らかに眠ってほしい」といった哀悼のコメントが多数寄せられている。
過激な整形手術で物議を醸してきたメアリーさんであるが、近年は体中のタトゥーを黒く塗りつぶすブラックアウトを始めており、SNSに心境の変化が綴られることもあった。過去には「自然な外見に戻りたい」「もはや楽しく小さな冒険ではなく、あらゆる面で消耗しているだけ」といった思いも吐露している。
メアリーさんの兄イヴァンさんは、自身のInstagramで彼女への追悼のメッセージを投稿している。「あなたはとても面白く、創造的で、僕よりずっと素晴らしい存在だった」「あなたは僕の世界だ。状況が違えばよかったのに」と、悲痛な想いを綴った。
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生前のメアリーさん。
Thailand: Influencer Mary Magdalene Found Dead After Falling From the 9th Floor
— MMI News (@MimiMefoInfo) December 14, 2025
Canado-Mexican influencer Mary Magdalene, 33, was found dead on December 9, 2025, in Phuket, Thailand, after falling from the ninth floor of a residential building. Known for her extreme physical… pic.twitter.com/xtevYcaQ1n