クロアチアの男性ファッションスタイリスト、ネヴェン・シガノヴィッチさん(55歳)は、数十年にわたる整形手術によって自らの若さを保ち続けている。自身の肉体を理想の「ブラッツ・ボーイ・ドール」に変貌させたと語る彼を、英デイリースターが取り上げた。
22歳から始まった「完璧さ」への探求
ネヴァンさんが初めて整形を受けたのは22歳の時だったという。唇の傷を治療するためにフィラーを注入したこの瞬間こそ、彼にとって「生涯にわたる完璧さの追求の始まり」だった。
以後、ネヴァンさんは「母なる自然が思い描いたものよりも、より壮大で、より洗練されたもの」へと自らを作り変えることを目的に、20年以上にわたり美容整形を繰り返してきた。受けた治療は、フィラーやレーザー、まぶたのリフト、複数回の鼻整形、頬骨インプラント、顎と顎先の輪郭形成、永久的な目の色の変更、眉毛の植毛などと多岐にわたる。結果、現在の彼の外見はとても55歳には見えない若々しさを保っている。彼のSNSには「ますます若くみえる」「美しい」といったファンからのコメントが並ぶ。
しかし、その道のりは決して順風満帆ではなかった。数年前に鼻の整形手術を受けた際に合併症を引き起こし、健康を守るために3回もの緊急手術が必要となったこともあった。ネヴァンさんはこの経験を「人生で最も恐ろしい瞬間だった。精神的にも肉体的にも痛みを伴った」と振り返っている。
リアル「ケン」ではなく…
Instagramに4万人以上のフォロワーがいるネヴァンさんは、たびたびバービーのボーイフレンドになぞらえて「ケン・ドール」、つまりリアルなケン人形扱いされて揶揄されることもある。実際、彼の顔はどこか人形めいて見える。
だが、ネヴァンさん自身の自認は、ドールはドールでも「ブラッツ・ボーイ・ドール」だ。ブラッツ・ドールは2000年代にアメリカで発売された、ストリート系でクールなイメージの強い着せ替え人形だ。ネヴァンさんは保守的で伝統的なバービーのボーイフレンド・ケンではなく、「より強気で過激」なブラッツ・ドールこそが、独自の美を求め続ける自身に近いと考えているようだ。
現在、ネヴァンさんはその自慢の容姿を活かしてインフルエンサーとして活躍するほか、アダルトコンテンツサイトも開設している。SNSで批判を受けることも多いというが、彼は「人は噂話が大好きだ。私がお金を稼いでいる間、好きなだけ噂をすればいい」と全く意に介していない。バービーのボーイフレンドであるケンより、強気で過激なブラッツ・ドールの方が彼にはふさわしいかもしれない。
---fadeinPager---
【画像】美容整形で若さを保ち続けるネヴェン・シガノヴィッチさん
---fadeinPager---
---fadeinPager---
---fadeinPager---