まるでエイリアン…“7本足”の巨大深海タコが漂着 専門家も驚く希少種とは

  • 文:Rikako Takahashi
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Photo:Greens and Blues/Shutterstock※写真はイメージです

スコットランド・アバディーンシャーの海岸に、非常に珍しい深海生物の死骸が打ち上げられた。”7本足”の巨大なタコ、愛称は「セプトパス」だ。

まるでエイリアン

BBCによると11月30日、フォービー国立自然保護区を訪れた一般市民が、海岸でぷよぷよとした塊を発見した。これがセプトパスの一部で、数日後、死骸の別部分がさらに回収された。

回収にあたったイースト・グランピアン沿岸パートナーシップ(EGCP)が、写真を公開。50センチメートルを超える太く長いタコの足には、大きな吸盤もしっかり残っている。追加で発見された死骸はクチバシと3本の足が繋がった部分で、その全貌はまるでエイリアンだ。

一瞬ギョッとするような写真に、ネットでは「同じ地球にいる生き物とは思えない」「どんな味なんだろう……」といったコメントがあがっている。

実はある“8本目の足”

セプトパスの学名はHaliphron atlanticus、日本語ではカンテンダコと呼ばれる。水深200~400メートルの太平洋側の海域に生息している中深層生物だ。

今回打ち上げられたのは、カンテンダコのメス。オスは体長約30センチだが、メスは体長4メートルにまで成長する。

“7本足”と表現されるが、実際は形の異なるもう1本が目の下あたりに隠れている。これが生殖器官を兼ねていると考えられているが、捕獲が困難なため、その生態にはまだ謎が多い。

発見された死骸はEGCPの海洋生物学者ローレン・スミス博士が保管している。多くの研究機関が検体に関心を示しており、アバディーン大学、スコットランド国立博物館、ロンドン自然史博物館などに提供する予定だという。

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カンテンダコが打ち上げられた際の全身写真。@BBCNews -Xより

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キカンテンダコの足。@BBCScotlandNews -Xより