今年夏、裸で自転車に乗って街中を走り抜ける世界的人気イベント、ワールド・ネイキッド・バイク・ライドの英コルチェスター大会で参加者への暴行事件が発生した。この事件を受け、現地では「公共の場で裸は危険であり問題も多い」と今後の実施を中止するよう要望する声も出始めたという。英デイリーメールが伝えた。
参加者への襲撃事件
事件は今年8月9日、英エセックス州コルチェスターで開催されたワールド・ネイキッド・バイク・ライド中に発生した。大勢のサイクリストが裸で街を駆け巡るこのイベントは、化石燃料や車社会への抗議を掲げてアメリカなど世界各地で行われている有名イベントだ。
被害に遭ったのは参加者のロバート・ブラウンさん。ブラウンさんは裸で自転車に乗っていたところ、後ろからバイクで近づいてきたリー・ターネイジ容疑者(46歳)に突然突き飛ばされ、バランスを崩して道路に転倒した。
ターネイジ容疑者は、ブラウンさんへの暴行罪や駆けつけた警察官2人への暴行罪により、懲役14ヶ月(執行猶予2年)の判決を言い渡された。容疑者はイベントの開催を知らず、裸のサイクリストを見て「常軌を逸した変質者だ」と思い、衝動的に暴行に及んだと話している。なお、ブラウンさんはこの事件で脚に負傷を負い、現在も杖に頼る生活を余儀なくされているという。
「露出」と「児童保護」
事件後、児童虐待防止活動家のエマ・ジェーン=テイラーさんは、ロンドンでのワールド・ネイキッド・バイク・ライドの禁止を求める署名活動を開始した。このイベントはロンドンでも毎年行われており、今年は6月に開催された。
「露出に関する法律のグレーゾーンや児童保護など多くの理由から、このイベントは公共イベントとしては禁止されるべきだと私は考えています。政府は、将来の子供たちの安全を守るために、この措置について一致団結すべきです」(テイラーさん)
テイラーさんの活動を支持する人々の中には、暴力は許されないと前置きしつつ、「このような事件は今後も増えるだろう」と示唆する人もいる。実際、事件の様子を捉えた動画には、「露出狂がおかしい」「バイクの男を支持する」といったコメントが多数書き込まれている。
一方でイベント参加者たちは、活動の目的を改めて強調した。参加者は自動車文化への抗議、安全な自転車走行環境の要求、そして環境問題や石油依存への注意喚起のために裸になるのであり、「性的な意図はない」とする。また、性犯罪に関する法律にも違反しないと主張している。
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【動画】参加者が襲われた瞬間
@tmz A motorcyclist pushed a naked cyclist off his bike and caused a nasty crash ... and it's all on video. 🚲💥😱 FULL STORY AT THE LINK IN BIO! 🎥: Crown Prosecution Service via Storyful
♬ original sound - TMZ