パリの洗練とカリフォルニアの実直なアウトドア機能。この異なる2つの価値観を、すっきりと一体にまとめ上げたのが「A.P.C.（アーペーセー）」と「GREGORY（グレゴリー）」による初コラボレーションである。両者が掲げたテーマは“アーバンハイキング”。ブラックナイロンを基調にアーペーセーのデニムディテールを忍ばせた控えめな佇まいは、派手さより“余白の美”を選ぶようになった大人こそ惹きつけられる。

展開されるのは、バックパック2型とサッチェルバッグ1型の計3モデル。中心となるDAY PACK（26L）は、グレゴリーが45年以上つくり続けてきたティアドロップ型シルエットを踏襲しながら、内部のジッパーポケットや収納式ウェストベルトなど、外見からは読み取りにくい機能性を備えている。長時間背負っても疲れにくいフィットは、アウトドアの現場で磨かれた快適性そのものだ。

より軽快なFINE DAY（18L）は、スリムなショルダーハーネスを採用したモデル。男女を問わず身体に沿いやすく、複数の内部ポケットで収納性も抜群だ。PCを持ち歩かない日や街を移動するだけの一日なら、この“必要十分”サイズがちょうどいい。荷物を持ちすぎない大人こそ、この軽さを実感できるだろう。

SATCHEL M（13L）は、ロングセラーのショルダーバッグをベースにした万能型。身体に沿う横長のフォルム、細かな荷物を整理しやすい多彩なポケット、そして軽快な掛け心地。タウンユースから小旅行まで幅広く対応し、週末のテンションをさりげなく上げてくれる存在である。

発売は2025年12月12日。11月28日の10時からはアーペーセーオンラインストアおよび店舗で先行予約もスタートする。しかも本コレクションは日本限定。都市と自然、ミニマルと機能。その境界線に絶妙に立つこの3型には、一周まわって“本当に使えるもの”だけを選びたい大人が思わず振り向く理由がしっかり宿っている。日常を少しだけ冒険へと変える、新しい黒の相棒が出そろった。