【東京で旅気分】料理から生活雑貨まで、アジア各地の生活美を味わえる「カシカ カブトチョウ」

  • 写真:溝口 拓
  • 文:Pen編集部
Share:

カシカ カブトチョウ 

⑥.jpg
アラカルトは、総勢40種類以上の点心や蒸し料理などが目白押し。お薦めは「黒トリュフとポルチーニ茸の小籠包」¥980

再開発が進む日本橋・兜町の一角に、「アジアの中の東京」をテーマに掲げるカシカ カブトチョウ(CASICA KABUTOCHO)が誕生した。店内は、アジア各地の手仕事や器を集めたショップと、異国の味を日常に溶け込ませるレストラン「可視化飯店」で構成される。時間帯ごとに表情を変え、訪れるたびに異なる文化の風が吹く。 

⑦.jpg
ショップとレストランは境界なくつながり、壁一面の工芸品が、アジアの生活文化の豊かさを表現。

ショップエリアには、雲南省のれんげ、ミャンマーの漆器、ラオスの円卓など、アジア各地の路地裏工芸が並び、加えて日本人作家によるオリジナル茶器も展開される。雑貨の一つひとつが、異国の“暮らしの匂い”を伝えてくる。レストランでは、アジア大陸を横断する“Cross Continental Cuisine”を掲げ、蒸し料理中心の点心や小皿料理を提供。ランチタイムには野菜饅と点心のセット、喫茶時間には台湾の茶人・謝小曼(シェ・シャオマン)がセレクトした茶葉による静かな茶時、そしてディナーではナチュールワインや美酒を伴いながら料理を楽しめる。

250823_0029.jpg
雲南省のれんげ、ミャンマーの漆器、ラオスの円卓……。アジア各地から集められた暮らしの道具が並ぶショップでは、どれも手仕事の美しさが光る。
250823_0042.jpg
一つひとつに異国の空気をまとった生活道具が、ショップで自由に手に取れる体験。
250823_0146.jpg
「ここでしか手に入らない」日本人作家制作のオリジナル茶器が、ショップの一角を凜と彩る。

内装は、ショップの工芸品との共鳴を意識し、家具・什器・照明が調和しており、雑貨と食が自然に交錯する空間が実現されている。

ここでは、雑貨を覗き、器を手に取り、料理を味わい、茶を嗜む。異国の時間軸が日常へと滑り込んでくるこの場所で、食とモノと人が交わるいまの東京をリアルに感じられるはずだ。

250823_0026.jpg
台湾の茶人・謝小曼が手掛ける喫茶では、自分を見つめ直す静かなひと時を過ごせる。
250823_0141.jpg
6〜8名で利用できる個室完備。ランチ利用は室料¥3,000、ディナー¥5,000で、ゆったりとした時間を過ごせる空間だ。

CASICA KABUTOCHO

住所:東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第1平和ビル
営業時間:ショップ 11時~18時、可視化飯店 11時~22時
※可視化飯店は日曜日・祝日の営業は21時までとなります。
※月曜日が祝日の場合は営業となります。
定休日:月、第2第4火
https://casica.tokyo