
服のポケットを重く膨らませず、スマートにスマホを持ち歩けるグッズ。
ふだんはベルトとして使い、昼のランチで外出するときスマホを差し込んで持ち歩いたりオフィスワーカーにも便利。
近所を走るときミニボトルを入れ斜めがけして、軽快なランニングポーチに。
機能とお洒落の両立を追求するテック系ファッションブランドのミーンズワイル。
彼らのヒット商品のボディバッグがいま、素材のバリエーションを広げて再ローンチし始めています。
新素材「UltraWeave™」のバージョンを取り寄せましたので、ここに使用感レビューをお届け。

ボディバッグとは思えない細いフォルム。
ファスナーがついたところが収納部です。
金属はファスナーの取っ手とバックルのマグネット箇所くらいで、超軽量な仕上がり。
わたしがこれを使うなら、「スマホが入るベルト」が目的ですね。
愛用のオアスロウのブラックデニムと組ませてみました。

収納部の箇所だけベルトループを外せば巻けます。
物を入れないときのカッコよさは秀逸。
ただ重いスマホを入れるとそこが垂れ下がります。
パンツのウエストをしっかり固定させる目的での使用は適切でないでしょう。
パンツの見た目を落ち着かせる装飾と考えるのがよいかと。
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キックバックに優れる伸びる素材で、さらにアコーディオンのような蛇腹構造。
スマホと小さめの財布くらい入っちゃいます。
見た目はパンパンになりますけど。

iPhone16(基本モデル)の樹脂ケースつきを収めた状態。
腰に巻くと上下が膨らむものの、かなりスマートな見た目です。
スポーツ用ランニングポーチなら同様のベルト状のものが世にたくさんありますが、こちらは日常生活に合うファッション性の高さが自慢。
ミーンズワイルの公式オンラインストアで取り扱ってます(素材は全3バージョン)。
掲載した素材のモデルの価格は、税込み9,900円。
2025年10月中旬現在、全商品ほぼソールドアウト。
ですが定番的に展開される予定ですから、ほしい人は焦らずにリストックを気長に待ちましょう。
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では最後に。
わたしの使い方ではやや不便に思う点がふたつほどありまして、少し言及しておきましょう。
ひとつはベルトの長さを一瞬で伸ばせるDリングを意図せず引っ張ってしまい、ウエストからずるっと下に落ちやすいこと。
このバッグの使い方の作法を身体に覚えさせる必要があります。
もうひとつ気になるのが、差し込み式バックルの柔らかさ。
カチッと止まるプラバックルの両端を押すと外れるのですが、軽い力で外れます。
服を着たあとウエストに合わせてベルト長さの微調整をするとき、バックル周辺を片手で持ち、もう片手でベルト先端をぎゅっと引っ張ります。
このときわたしが不器用なのか、しょっちゅうバックルに触れて外してしまいます。
重いスマホを入れたまま外れると、床に落ちて「うわっ」と驚くことに。
「バックルの固定がもう少し堅牢だと使いやすいなぁ」ということで、手持ちのベルトで「これ最高!」と思うバックルをお見せしましょう。 ↓

タブがついた金属パーツを黒樹脂パーツの上に重ねると、強力マグネットでカチッとくっつきます。
差し込み式でなく被せ式です。

こうなると、左右に引っ張っても持ち上げても外れません。
もうビクともしない固定力。
ではどうやって外すかというと、

タブを引っ張り金具を持ち上げるとすぽっと上に外せます。
この金具も強力マグネットにより、バネのように非常に強い力で元に戻ります。
不用意にタブを引っ張ること自体が日常生活でまず起こりませんが、もしわずかに持ち上げたとしてもマグネットがリカバーします。
二重のロックが掛かってるんですね。
このベルトを、とあるファッション撮影のときスタイリングで使ったら片付けを手伝ってくれた人が、
「すみません……これどうやって外すんですか!?」
と涙目になってました w
それほどタフで安心なスポーツベルトです。
ファッションブランドのアトリエベトンのアーカイブ。
ロゴ刻印入りでパーツメーカーへの別注品なのでしょう。
(ベトンの展示会で惚れ込んでオーダーしたベルトですが、デザイナーさんに詳細を聞くのを忘れました)
道具の使いやすさに神経質なわたしはご紹介しているボディバッグが100%満足ではないものの、ヒット商品ですし皆さんはぜんぜん問題なしかもしれません。
日常生活でずっとつけていたくなるスマートなテック系ボディバッグなんて珍しい品ですし、この点だけでも欲しくなる魅力たっぷりです。
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ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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