絶対に食べないで! “青いイノシシ”の肉が発見され、話題騒然… 「ネオンブルー」の肉に専門家も強く注意喚起する事態に

  • 文:大村朱里
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Shtterstock-Piotr Krzeslak ※写真はイメージです

専門家から「絶対に食べないで」と警鐘がーー。カリフォルニア州モントレー郡で、内部の肉が鮮やかな“ネオンブルー”に変色した野生のイノシシが発見された。この異様な発見に、地元当局と州の野生生物局が「絶対に摂取しないように」と緊急警告を発している。

イノシシを解体したのは、サリナスで野生動物駆除を行うダン・バートン氏。これまで数百頭のイノシシを捕獲してきたベテランだが、今回ばかりは目を疑ったという。

「ほんのり青いとかじゃない。ブルーベリーのように真っ青だった」そう語ったバートン氏が見たのは中身が真っ青のイノシシ。すぐに州当局に報告し調査の結果、この青色の原因がネズミ駆除に使われる毒“ジファシノン”である可能性が浮上した。

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毒餌の色素が筋肉まで? 二次被害の恐れも

カリフォルニア州魚類野生生物局によると、毒物が体内に取り込まれると、肉や脂肪が青色に染まるケースがあるという。ジファシノンはもともと農地でリスやネズミの駆除に使われる強力な抗凝固剤系殺鼠剤。しかし、これを摂取した小動物をイノシシや鹿などが食べた場合、「二次中毒」のリスクがある。しかも、この毒は調理しても分解されにくいため、「加熱すれば大丈夫」という安心は通用しない。

SNSでは「青い肉とかホラーすぎ」「映えどころじゃない」「絶対に食べちゃダメ案件」といったコメントが相次いでいる。

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「青い肉を見つけたらすぐ通報を」

バートン氏の会社は2〜3月、農場でリス駆除用の毒餌トラップを設置した企業の依頼でイノシシを捕獲していた。しかし解体すると、肉も脂肪も鮮やかな青色に。「最初は照明のせいかと思った。でも光を変えても青かった」とバートン氏。調査の結果、イノシシが毒餌トラップを壊して中身を食べていたことが判明した。驚くべきことに、体内に毒が残っていても、イノシシは普通に動き回っていたという。

カリフォルニア州では、2024年にジファシノンの使用をほぼ全面禁止。それでも一部の農地ではまだ例外的に使われており、こうした“汚染動物”の発生”が懸念されている。同州農薬調査調整官のライアン・バーバー氏はこう警告する。

「青く変色した肉や脂肪を見つけたら、絶対に口にしてはいけない。当局に連絡してほしい」

過去の研究では、検査した野生イノシシの約8.3%から殺鼠剤の残留痕跡が検出されているという。

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【画像】ブルーベリーのように真っ青! 発見されたイノシシ肉。