オーストラリアで、新種のナナフシが発見された。体長約40センチというその巨大さに、ネットがざわついている。
長さだけじゃない……豪州で“最も重い”虫か
メガサイズのナナフシを発見したのは、ジェームズクック大学の生物学者、ロス・クープランド氏とアンガス・エモット氏。今年6月、動物分類学の学術誌『Zootaxa』に論文を発表した。
「アクロフィラ・アルタ」と命名された新種のナナフシは、クイーンズランド州北部のアサートン高原に生息している。体長だけでなく、約45グラムという体重も特徴。一見軽そうに思えるが、ゴルフボールと同等の重さは昆虫としてはかなり重量級だ。現在オーストラリアで最も重い昆虫とされている、ヨロイモグラゴキブリ(約30グラム)を超える。
エモット氏は、SNSの投稿を頼りにアクロフィラ・アルタを捜索した。何日にもわたる捜索の末、計3匹のメスを捕獲したが、オスは未採集だ。通常、ナナフシのオスはメスより小さく、見た目も異なるめ、別の種類と誤認されるケースもあるという。
デカすぎる映像にネット驚がく
研究チームが公開したアクロフィラ・アルタの動画では、男性の前腕ほどの大きさのナナフシが羽を開き、脚を動かしている。脚が伸びると人間の前腕どころか、より長く見える。
この映像にネットは震撼。「ヤメテー!!!」「こんなに大きくて逆になんで今まで見つからなかった?」「オーストラリア……恐ろしいところだ……」といった反応や、火炎放射器を使ったミーム画像などが出回った。
ナナフシは英語でstick bug(棒の虫)と呼ばれることから「これはstick bugじゃなくてbranch bug(枝の虫)だよ」というコメントもあった。
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A new species of stick insect, suspected to be the heavies insect in Australia, has been discovered in high altitudes of the Atherton Tablelands, North Queensland. 🔎🌿🍃🪰
— James Cook Uni (@jcu) July 30, 2025
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📸 Professor Angus Emmott @jcu pic.twitter.com/ruzrbUO871