
米ロサンゼルスで、複数の光を点滅させながら静かに移動するV字型の飛行物体が目撃されて話題になっている。英デイリーメールなど、複数メディアが取り上げた。
夜空を漂う奇妙な物体
V字型のUFOが目撃されたのは、2025年8月28日の夜だったという。目撃者はロサンゼルスの住民2人で、バルコニーから南の空を眺めていたところ、奇妙な物体が空を飛んでいることに気づいたのだという。
全米UFO報告センター(NUFORC)への報告によると、2人が目撃したV字型の物体は、黒い機体の表面に複数の白い光を灯し、非常にゆっくりと空を横切っていったという。物体は約25分間にわたり空を漂い続け、現地時間の午後11時38分頃に2人の視界から消えた。
目撃者はこのUFOをスマートフォンで撮影していた。公開された動画や画像には、V字型の機体に沿って9つの白い光が並んでいる様子が鮮明に捉えられていた。動画はSNSにも転載され、「UFOだ」「軍の秘密兵器?」「グライダーとかそういうものにも見える」などと議論されていた。
相次いでいるV字型UFOの目撃
デイリーメールの記事によると、アメリカでは今年に入ってV字型UFOの目撃が多発しているという。今回の証言は、2025年に入って34回目のV字型UFOの目撃報告というから驚きだ。
しかし、UFO研究家で映画監督のマーク・クリストファー・リー氏は、この物体が宇宙人の乗り物である可能性を否定している。リー氏はこれらのV字型UFOは「私たちが考えているよりも30年から40年先を行く、非常に高度な地球の技術だ」と述べている。つまり、米軍などが持つ先進テクノロジーによって開発されたドローンなどである可能性が高いと見ているのだ。
一方で、NUFORCの報告には興味深い追記がなされていた。目撃された飛行物体によく似た凧が通販サイトで販売されているというものだ。機体についていた複数の光も、凧に付属するLEDライトの光だとすればつじつまが合う。正体が凧であるとするなら、非常に静かでゆっくりと移動していったという証言とも一致する。
今年に入って相次いでいるというV字型UFOの目撃報告。その正体は軍事機密なのか、それともただの人騒がせな凧なのか? 今のところその正体は不明なままだ。
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ロサンゼルスで目撃されたV字型UFO