【UFOにミサイル直撃の瞬間】しかし飛び続け…動画公開で波紋

  • 文:吉井いつき
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Shutterstock ※画像はイメージです

米連邦議会で開かれた公聴会で、米軍がUFOにミサイルを的中させた瞬間だという前代未聞の動画が公開された。映像にはUFOがミサイルを受けてもそのまま飛び続ける様子も映っており、大きな話題と波紋を呼んでいる。

ミサイルが命中するも…

今年9月9日、UAPに関する公聴会で映像を公開したのは、共和党のエリック・バーリソン下院議員だ。動画は2024年10月30日に、イエメン沖で米軍の無人偵察機MQ-9リーパーによって撮影されたものだという。

動画には、海面近くを高速で一直線に移動する物体が映っている。動画を進めると、別の無人偵察機がヘルファイアミサイルを発射し、その物体に命中したとされる瞬間が映し出される。

しかし驚くべきことに、謎の物体はミサイル命中後にいくつか破片を落としたものの、その破片も伴ってまっすぐ高速に飛び続けた。映像をよく見ると、物体はミサイルを弾いているようで、弾かれたミサイルは爆発せずに別の方向に飛んで行ってしまっている。

この映像が撮影された当時、イエメン沖の海域ではフーシ派武装勢力によるミサイルやドローン攻撃が頻発していた。そのため、米海軍の艦隊が船舶の脅威となるミサイルやドローンを定期的に撃墜していた。 今回の動画はこの作戦中に記録されてものとみられる。

映像を見た元国防総省上級情報当局者ルイス・エリゾンド氏は「通常、ヘルファイアミサイルが命中すると標的は粉々になる」と指摘、さらに「ミサイルが標的に命中して跳ね返るのは見たことがない」と語った。

この衝撃的な映像はバーリソン下院議員のXアカウントからも公開され、50万回以上再生される大きな話題となった。このポストには「UFOがミサイルを跳ね返したってこと?」「いい加減もっと高画質な動画はないのか」「どうせAIでしょ」などと様々な意見が飛び交った。

「なぜ国民から情報を隠すのか?」

この動画は多くのニュースメディアでも取り上げられたが、その真偽について米国防総省の公式な確認は取れていない。


しかしこの映像は、公聴会の出席者や国民の間で大きな疑問を投げかけた。バーリソン下院議員は「なぜ私たちはこのような情報を一貫してブロックされるのか」と述べ、国民に情報が公開されない現状に疑問を呈した。

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エリック・バーリソン下院議員が公開した動画。