グラスハウスコレクションが完結、30年熟成が登場

シングルモルトスコッチウイスキー「グレングラント」のウルトラプレミアムライン「GLASSHOUSE COLLECTION(グラスハウスコレクション)」から、最終章となる「グレングラント 30年」が登場した。2025年9月1日より販売されている。
本シリーズは、グレングラントを世界的ブランドへと導いた創業者の息子、“ザ・メジャー”ことジェームズ・グラントの冒険家としての一面と、その美意識から着想を得て誕生。第1弾の「21年」(2023年発売)、第2弾の「25年」(2024年発売)に続き、30年熟成がシリーズのラストを飾る。
熟成・製法・風味、細部に宿るこだわり

グレングラント30年は、現行ラインアップの中では最長の熟成期間を誇る。最高級のオロロソシェリー樽とバーボン樽、ふたつの原種が使用され、蒸溜所の伝統ある石造りの倉庫で熟成。厳選を重ねたカスクを用いるスモールバッチでの生産となる。
ノンチルフィルタード製法を採用しているため、原酒が持つ風味の輪郭はそのままに、グレングラントの華やかでフルーティーな味わいに、甘みとクリーミーさが重なり合う。ネクタリンやはちみつ、ドライフルーツのような甘い香りはどこまでも続き、豊かな果実味が混じり合う。
伝説のマスターディスティラーが最後に手掛けた
この30年は、24年6月に現役を退いたマスターディスティラー、デニス・マルコムが最後に手掛けたシリーズだ。60年以上にわたりグレングラントの品質を支えてきた伝説的な職人が、自身の集大成として送り出したウイスキーとして、グレングラントのクラフツマンシップを体現する一本といえる。