フィンランドでは、家にサウナがあります。集合住宅でも部屋についているところもあれば、共用サウナがあるところも。なので、フィンランド人にとってサウナは特別に行く場所ではなく、日々そこにあるものなんですね。
フィンランド流、サウナと暮らすライフスタイル
日本のマンションにもサウナがあればQOLが上がるのにと常々思っていたんですが、なんと、ありました。サウナ付きレジデンス「goodroom residence」。引っ越しを考えていた時に物件探しでよく見ていたリノベ賃貸のgoodroomが運営するマンスリーレジデンスです。1ヶ月から長期までお好きな期間、敷金・礼金などなく住めるレジデンスです。


海外へよく行く人、転職や引っ越し前の繋ぎ期間が必要な人、新しい土地へ行きたいからお試しで住んでみたい人、同じ場所にずっといるのではなく、いろんなところに住んでみたい人、ミニマリストの人などなど、考えつくだけでもこれだけぴったりな人たちがいます。こんな住居スタイルあったらいいのに、を叶えてくれる場所なんではないでしょうか。
さらにわたしの興味で言うと、家にサウナがあるって生活の豊かさが変わってくると思うんです。もちろん、家にサウナがあったとしてもサウナ好きですから、サウナ施設や銭湯にも足を運びますが、でも家で寝る前にサウナに入ってそのままお部屋に直行。朝起きたら、そのままサウナへ、ってサウナ付きのホテルに泊まっているような感覚ですよね。でも自分の家だっていう。ホテルとマンションの中間のような。そしてシェアハウスほど距離が近くなく、自分の生活スタイルを守れる感じですね。
さて、サウナ付きのレジデンスは全国13ヶ所にあるそうですが、わたしは神奈川県の戸塚にできたgoodroom residenceを見に行ってきました。ここはもともと社員寮だったそうです。それをリノベしたんですって。家具・家電付きのお部屋で、シェアキッチン、ワークラウンジ、ヨガスタジオ、フィットネスルーム、そして大浴場とサウナがあります。
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シェアラウンジやフィットネスも。多拠点生活を叶える住まい
前置きは長くなりましたが、入り口はこんな感じ。開放感ありますね。社員寮だったとは思えない雰囲気です。右手には無人のミニコンビニもありました。
こちらがシェアラウンジ。わたしがお伺いした時はここでお仕事をしている人、何人かで集まってお寿司パーティーをしている人たちもいました。コワーキングスペースみたいな感じですね。実はここだけではなく、建物内でいろいろな場所にワークスペースがあるので、気分を変えてお仕事できるなと思いました。
キッチンはもともと社員寮の炊事場だったこともあり広大!ここで自分の食材を冷蔵庫やパントリーにキープして料理できるようになっています。
お部屋は全部で186戸。それぞれのお部屋にベッド、ソファ、机、冷蔵庫、収納などがあります。必要なものは全部揃っています。
廊下には冷凍庫が置いてあるのも便利だなと思いました。
フィットネスルーム、ヨガルーム、あとはパソコンブースもあります。ぐるりと回って見ただけで、ここで生活する自分の想像がつきました。

さてお待ちかねのサウナです。男女入替制で屋内のサウナと、大浴場の内サウナ+屋外バレルサウナがあります。
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大浴場とバレルサウナ付き。自宅で楽しむ非日常感
こちらが屋内サウナの方。美しいサウナに水風呂、そしてお湯のバスタブが2つ。サウナと、やはりお湯につかりたい人は多いと思うので、このセッティングはありがたすぎます。
そしてこちらが大浴場。脱衣場のところには、休憩スペースがあります。
浴室に入ると、洗い場、シャワーブースもあり、内サウナもあります。そして一面窓に囲まれたお風呂!

そして屋外のサウナがこれですよ。
水風呂はしっかりチラーが入っていてわたしの体感では17度前後と言う感じでした。そこからの外気浴、最高ですね。
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これに裸で入れて、部屋でバタンと寝られる日々。これは日本人のウェルビーイングが変わってくる予感。
サウナ好きにとっては夢のような、そしてフットワークの軽い生き方を叶えてくれる住居を作ったのが、goodroomの代表、小倉弘之さん。goodroomは前進的だとはいえ、不動産なので、わたしのとても勝手な偏ったイメージですが、ギラギラした恰幅のいいおじさまを想像していたら、予想とは正反対の方でした。
しかも東京大学卒の竹中工務店からの独立。それでリノベ物件の不動産業でサウナがあるマンスリー作っちゃう人ですから、ちょっとしたいい変人だとお見受けしました。
小倉さんは、会社員時代に住んでいた部屋を自分でフルリノベしたんだそう。それですごく気に入って住んでいたところ、転勤になり人に貸すことに。すると借りた方もすごく気に入ってよろこんでくれたという体験があり、独立を考えた時にリノベ物件は、貸し手も借り手もハッピー、そして古い物件が新しく生まれ変わって地域にも活気が出ることでハッピーという「三方よし」なのかもしれないと感じて決めたそうです。
お部屋のリノベから始まり、小倉さん自身もサウナが好きだったこともあり、2022年にオープンした学芸大学のマンスリーレジデンスにサウナを設置。サウナはこれまたサウナ好きであるトラフ建築設計事務所の鈴野浩一さんに設計をお願いしたそうです。
ちなみにこちらが最初にできたgoodroom residence学芸大学のサウナ。フィンランドのスモークサウナっぽい落ち着いたサウナです。こちらもちゃっかり入らせてもらいましたけど、本当に気持ちがいい。
水風呂は外に。しっかりチラーが入っています。都会で、家で、それなのにザバン!と屋外で水風呂に入って外気浴できるって、ちょっともう規格外です。

小倉さん曰く、サウナ付きレジデンスに住む人たちで、「サウナが決め手になった」と言うのは女性のほうが多いんだそう。サウナが一般的になったここ数年ですが、まだまだ男性専用のサウナが多いですし、あとは女性はサウナに行くと髪の毛を乾かしてメイクをして……というのがありますしね。家にサウナがあるのはサウナ好きとしては生活の質もぐんと上がりますし、時間もかからないですしね。goodroom residenceは、顔認証システムなので、他のレジデンスのサウナにも行けるようになっているそうです。他のレジデンスで内見体験みたいなことができて、それで「次はここに住もうかな」って移動できるんです。住居のサブスクですね。
小倉さんは、一ヶ所にとどまるのではなく、いろんなところで仕事をして、サウナに入り、生活できる多拠点の身軽な暮らし方を提供できたらという想いで、これからもサウナ付きのレジデンスを増やしていきたいとおっしゃっていました。
そんな戸塚のレジデンスですが、今度9月6日(土)〜7日(日)に無料宿泊体験ができるイベントが開催されます。
サウナに入って、お部屋に泊まってという、まさにここで生活するってどんな感じだろう、を体験できるいい機会だと思います。大塚製薬のカロリーメイトとのコラボイベントだそうです。応募方法など詳細はこちらからご確認ください。

goodroom residence 戸塚
神奈川県横浜市戸塚区 矢部町1283−1
https://livingpass.goodrooms.jp/monthly/57

文筆家、イラストレーター
コロラド大学大学院東アジア言語文明学科卒。2009年から外務省専門調査員として在シアトル総領事館勤務。在米中に出版した『COFFEE GIVES ME SUPERPOWERS』がベストセラーとなり世界5ヵ国で翻訳出版されている。サウナ愛好家でもあり、フィンランド政府観光局サウナアンバサダーに任命されている。著書に『週末フィンランド』、『エンジョイ!クラフトビール』、『コーヒーがないと生きていけない!』、『HAVE A GOOD SAUNA!』がある。
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コロラド大学大学院東アジア言語文明学科卒。2009年から外務省専門調査員として在シアトル総領事館勤務。在米中に出版した『COFFEE GIVES ME SUPERPOWERS』がベストセラーとなり世界5ヵ国で翻訳出版されている。サウナ愛好家でもあり、フィンランド政府観光局サウナアンバサダーに任命されている。著書に『週末フィンランド』、『エンジョイ!クラフトビール』、『コーヒーがないと生きていけない!』、『HAVE A GOOD SAUNA!』がある。
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