バッグ選びは悩ましい。機能的だが見た目が惜しいもの、美しいが使い勝手に難があるもの——そんなジレンマを解消するコラボレーションが誕生した。グラフペーパー(Graphpaper)が、韓国発のバッグブランドブランコフ(BLANKOF)と組み、三日月をモチーフにしたショルダーバッグを発売中だ。

グラフペーパーはクリエイティブディレクター・南貴之が手掛ける日本のブランド。「常に時代のスタンダードであり続ける大人のための上質なワードローブ」を掲げ、シンプルながら現代的な感覚を宿すデザインを追求してきた。一方のブランコフは「機能をデザインする」という哲学を軸に、日常で本当に必要な機能と構造を探求する韓国ブランド。創業以来、素材開発を自社で行い、形だけでなく“使われ方”に焦点を当てた独自の美意識やデザイン哲学を積み重ね、唯一無二の存在感を確立してきた。
今回のコラボバッグは、一見すると平面的な三日月形だが、各面に4つのダーツを施すことで立体的な構造を実現。この設計により美しいシルエットを保ちながら、しっかりとした収納力も兼ね備えた。朝詰め込んだ荷物が夕方まで美しい形を保ってくれる安心感は、日常使いには心強い。サイズは2種類を用意し、カラーは落ち着きのあるスレートグレーと、どんな装いにも馴染むブラックの2色展開。装いに合わせて選べる柔軟さも、このバッグの魅力をいっそう高めている。
素材には、ブランコフが独自開発した2レイヤー構造のオリジナルナイロンを採用。撥水加工とラミネート処理を組み合わせることで、軽量でありながら高い耐水性と耐久性を両立した。さらに中綿を挟み込む構造により、外部からの衝撃をやわらげると同時に型崩れも防止。こうした機能が、突然の雨や満員電車といった都市生活ならではのアクシデントからもしっかりと荷物を守ってくれる。
不要な装飾を削ぎ落とし、本質だけを残すミニマリズムの美学と高い機能性。その両立が、このバッグを新たな定番へと押し上げる。持つ人のスタイルやシーンに柔軟に寄り添いながら、日常を少しだけ豊かにしてくれる一品だ。




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