
「ダックワーズ」。イートイン:プラリネ、モカもしくはピスターシュの2種とドリンクのセットで提供。(¥1,650)、テイクアウト:1箱3個入りで販売。(¥1,296)※同一フレーバー
ヨックモックが、昭和時代に販売・提供していた幻のスイーツ「ダックワーズ」と「ブランマンジェ」が、青山本店で期間・数量限定で提供中だ。
2024年に55周年を迎え、アーカイブを振り返ったことをきっかけに、代表商品「シガール」に匹敵するような“シンプルな素材で印象に残る商品を復刻したい”という思いからプロジェクトが始動。販売からパティスリーチームまでスタッフ全員が携わり、この度の復刻に至った。
「ダックワーズ」は、当時人気フレーバー「モカ」「プラリネ」に加え、新たに「ピスターシュ」を加えた3種を展開。発売当初の軽やかな食感と濃厚なクリームを忠実に再現した。

青山本店のBLUE BRICK LOUNGEで、イートインのみ提供している「ブランマンジェ」¥1,320
1980年代ごろに発売されていたとされる「ブランマンジェ」。アーモンドを丁寧に煮出したビターな味わいと、驚くほど滑らかな口溶けが上品な一皿だ。さらにフルーティーな香りを持つマダガスカル産のバニラビーンズとさくらんぼのブランデーを合わせたソースが、大人っぽい余韻をプラス。当時のバブリーな雰囲気を感じる味わいに、懐かしさを感じる人もいるだろう。
どちらも、見た目・味わいともに昭和らしい雰囲気が漂う。驚くことに資料はほとんど残っていなかったというが、パティシエチームが箇条書きのレシピを頼りに試作。当時を知るスタッフの試食を何度も繰り返し、ようやく完成した。まさに歴代の社員たちの想いを繋げた商品だ。
販売は8月30日(土)まで。78年に喫茶室をオープンして以来、その姿を変えず、長きに渡りブランドを見守ってきた青山本店のテラスで、ブランドの歴史に想いを馳せながら、幻の逸品を堪能してみてはいかがだろうか。