
北米のプロアイスホッケーリーグNHLのチームが、アラスカ州で動画を撮影していたところ、野生のクマに遭遇。マスコットキャラクターがクマに追われる緊張の一部始終が、SNSに投稿された。
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国立公園で撮影中に…
シアトル・クラーケンは、2021年創設の若いNHLチームだ。選手たちが同州アンカレッジで学生ホッケーのサマーキャンプ・プログラムに参加するかたわら、チームはカットマイ国立公園のPR動画を撮影していた。
フォワード、ジョン・ヘイデン選手とチームの公式マスコットキャラクター「ブイ」に、コーチ陣、ガイドなどが同行し、川で釣りをする様子を撮影していたところ……。
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グリズリーベアと一触即発
ブイの公式SNSアカウントが投稿した映像では、ヘイデン選手が「クマがいる」とつぶやく。カメラが対岸から顔を出したグリズリーベアを映し、撮影チームに緊張が走る。
「ここから離れましょう」とスタッフが退散指示を出し、全員ゆっくり岸にあがろうとするが、クマは接近。ブイにうなり声をあげると、突然水しぶきをあげて駆け寄ってきた。
威嚇行動だったのか、接触する直前にクマは速度を落とし方向を変える。幸いクマの襲撃は免れたが、一歩間違えると大惨事の可能性もあった。
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公式アカウントが映像を投稿
動画はXやInstagramで計100万回以上再生されている。ブイは投稿文に「クマに危害は加えていません。自然の生息地では、常に野生動物を尊重しましょう」と添えた。
動画の最後で、ヘイデン選手は「クマはブイの容貌にかなり興味を持っていました。皆無事ですが、危ないところだった」と振り返った。
投稿には「人間がクマを恐るより、向こうはもっとこっちを怖がっていると忘れないで」「襲われなくてよかった。クマには狩りのスペースが必要だ」などの声が寄せられた。
アウトドアブランド、コロンビアの公式アカウントも「クマは友だちではなく(ブイから見て)友だちみたいな形をしているだけ」と書き込んだ。ブイが「あのわんちゃん触ってもいい?」とコメント欄で聞くと、コロンビアは「絶対に触ってはダメ」と返した。
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TROLL NARROWLY ESCAPES BEAR ENCOUNTER🤯🧌🐻
— Buoy (@SEAbuoy) July 31, 2025
*no trolls or bears were hurt in the making, always respect wildlife in their natural habitat 🩶 pic.twitter.com/WBvw9RFkS0