映像・音声・音楽をすべて生成AIで制作、映画『ジェネレイドスコープ』が劇場公開へ

  • 文:Pen編集部
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生成AIをフル活用した映画『generAIdoscope:ジェネレイドスコープ』 の劇場公開が決まった。

生成AIによる映画『generAIdoscope:ジェネレイドスコープ』が2025年8月29日(金)よりアップリンク吉祥寺にて劇場公開される。

原作・監督を務めたのは、小説家としても活躍する安達寛高、『カメラを止めるな!』で撮影監督を務めた曽根剛、『血まみれスケバンチェーンソー』『メサイア』シリーズで知られる山口ヒロキ。3人の映像作家によるオリジナルのストーリーを、映像・音声・音楽のすべて生成AIによって制作したオムニバス作品だ。

もちろん、本作は単なる生成AIの実演ではない。あくまで観客に物語を届けることを最大の目的とし、生成AIはその手段にすぎない。創作活動において生成AIから目を背けることなく、そして、クリエイションの本質を見つめ直している。

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『AZUSA』(C)2025 generAIdoscope: HIROTAKA ADACHI, TAKESHI SONE, HIROKI YAMAGUCHI / REALCOFFEE ENTERTAINMENT
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『グランマレビト』(同)
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『モンキーズ・オデッセイ』(同)

各作品の内容も多様。安達の『モンキーズ・オデッセイ』は、大航海時代に猿の住む無人島に漂着した船乗りと、知識を得て進化する猿たちの寓話。曽根の『AZUSA』は、夢の中で再会した“母”と少女が、現実と幻想を行き来する物語。山口の『グランマレビト』では、未来都市を舞台に、進化を続けるロボット、老女レビトを中心とした超能力者たち街の運命を変える選択を描く。

公開期間中は監督やゲストによるトークイベントも予定されている。

映画『generAIdoscope:ジェネレイドスコープ』予告編

『generAIdoscope:ジェネレイドスコープ』

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