
アメリカではタトゥーを入れている人は珍しくない。しかし、時間の経過と共に考え方が変わり、過去に刻んだタトゥーを後悔する人もまた多いのだという。米カリフォルニア在住のケイラ・スチュワートさん(28歳)もタトゥーを後悔する女性の一人で、SNSでタトゥー除去のビフォーアフターを公開して話題になっている。米ピープルが取り上げた。
元彼に入れられたトラウマタトゥー
タトゥーを除去する前、ケイラさんの両腕には33個のタトゥーがあった。そのうち11個は若いときに入れたものだったが、22個はコロナ禍に入れたタトゥーだった。この新しい方のタトゥー22個について、ケイラさんは「体に抱えていたトラウマ」のようなものだったと語る。なぜなら、当時付き合っていた男性が練習のために彫ったタトゥーだからだ。
「彼は練習のためなら何でもしたし、私は彼の練習台になってしまいました。それがどれだけ精神的、肉体的負担だったかは言葉では言い表せません」
タトゥーに興味があった元恋人は、ケイラさんの体をトレーニングに利用した。同意の上ではあったものの、結局その経験はケイラさんにとって大きなトラウマになってしまった。
ケイラさんにとって、タトゥーの除去はトラウマからの脱出でもあった。タトゥー除去手術は決して楽なものではなく、特に手術を受けた後の1週間はとても辛かったという。さらに、トラウマを治療するセラピーも受診した。そしてケイラさんは、4年もの年月をかけて両腕のタトゥー30個を除去した。
「傷跡が消えて、精神的に自由になった感じがします」とケイラさんは晴れやかに語る。「この2年くらい、タトゥー全般に嫌悪感を抱いていました。でも、幸運にもセラピーのおかげで今ではタトゥーを愛せるようになりました。自分のではなくて、他人のはですけど」
タトゥーを消したい人々の希望に
ケイラさんは自身のTikTokに、タトゥー除去のビフォーアフター動画を公開することにした。この動画は30万回近く再生され、約200件のいいねを獲得している。コメント欄にはタトゥーを消したいらしい人々から「とてもいい仕上がり」「うらやましい、私も受けたい」といった声のほかに、料金や期間に関する具体的な質問も寄せられていた。
自分の治療結果が多くの人々に希望を与えていることを、ケイラさんはとてもうれしく感じているそうだ。「もう二度とタトゥーは入れない」そう彼女は話している。
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【動画】タトゥー除去のビフォーアフター
@itskaylastewart Replying to @Julianna ♬ Nancy by Kayla Stewart - itskaylastewart
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【動画】タトゥーのなくなった両腕を見せるケイラさん
@itskaylastewart Pete Davidson who?
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