アメリカ生まれのライフスタイルブランド「スペリー」が、創立90周年を迎える今年。記念すべきアニバーサリーイヤーの幕開けとして、日本限定のスペシャルコレクション「ジャパンメイド」シリーズが登場した。7月31日より日本公式ECサイトを皮切りに、伊勢丹新宿メンズ館やミント神戸など、全国各地のショップで順次展開される。

本作のベースとなるのは、J.F.ケネディ元大統領やミスター・ロジャースにも愛され、アメリカ海軍の公式シューズにも選ばれたスペリーの名作「クラシックCVO」。その象徴的モデルを、アジア人の足によりフィットするよう再構築したのが、本作の第一の魅力だ。加えて注目すべきは、スペリー初となる「RUBEAR NRソール」の採用。伝統的な波型の切り込みによる高いグリップ力を保ちながら、国産の天然ラバーを使用することで、耐摩耗性を飛躍的に向上。日本の街や自然に寄り添う仕様へと進化し、あらゆる場面に寄り添う快適性を実現している。

素材の選定にも、日本ならではのものづくりへのこだわりが光る。アッパーには、1948年創業の老舗「富士金梅」による国産コットンキャンバスを、アクセントには撥水性に優れた日本製スウェードを採用。縫製や素材選びの一つひとつに、日本のクラフトマンシップへの敬意が込められている。

そして、この特別な一足を象徴するのが、“富士山”をあしらった限定ロゴの存在だ。通常のスペリーロゴに、日本の象徴を重ねたこのアイコンは、シューズ本体はもちろん、インソールやボックスにまで施されており、90年という歴史に新たな一章を刻むエンブレムとなっている。

クラシックを礎に、日本の技とともに生まれたこの一足。スペリーが描く未来への航路に、確かな“メイドインジャパン”の追い風が吹いている。