1849年にパリで創業した老舗ラグジュアリーメゾンのモワナが、シグネチャー素材であるMキャンバスを使用したペットアクセサリーコレクションを発表した。この発表に合わせ、7月22日まで伊勢丹新宿店本館1階のハンドバッグプロモーションスペースで限定ポップアップを開催中だ。

今回のコレクションは、愛犬との絆に敬意を込めて開発されたもので、メゾンが誇る卓越したクラフツマンシップを余すところなく発揮している。機能性を重視しながら上質なレザーとMキャンバスを組み合わせたアイテムを展開し、ペット用のトートバッグ、ボウル、首輪、リードのほか、骨型や肉球型、「WOOF（ワフ）」の文字をあしらったチャーム類まで幅広くラインアップしているのが特徴だ。

ポップアップ会場では、ペットコレクションと併せて「HOBO」ショルダーバッグやムーンバッグ、ミニバニティケースといった実用的なバッグの展示販売も行われている。なかでも注目したいのが、ヴィンテージエディションのMキャンバストートだろう。A3サイズよりもひと回り大きく、マチもしっかりと設けられたこの限定アイテムには特別な裏地が施されており、日常使いからフォーマルなシーンまで幅広く対応できそうだ。また、フォトグラファーのルーカス・ヴァスマンが手掛けたビジュアルも展示され、モワナの「フレンズ」として登場するペットたちの愛らしい姿が、日常に溶け込む友情の瞬間をエレガントに表現している。

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このMキャンバスには長い歴史がある。モワナは1900年代初頭、トランクのキャンバスに手描きで「M」モノグラムを描いたことで知られ、これがメゾンのシグネチャーとして定着した経緯を持つ。今回のペットコレクションでも、そうした伝統的な「M」パターンを現代的にアレンジしたデザインが魅力となっている。

愛犬家にとって、ペットとお揃いのアクセサリーを身に着ける喜びは格別に違いない。モワナのクラフツマンシップが生み出したこのコレクションは、ペットとの特別な時間をより豊かに彩ってくれるはずだ。