メーガン妃「書いてないのに書いてる!?」動画が炎上中 実はプロ級の腕前だった!

  • 文:宮田華子
Share:
TOP.jpg@aseverofficial – instagramのキャプチャ画像

「書いているふりだけ?」と思わせるインスタ動画

6月23日、メーガン妃が自身のライフスタイルブランド「As Ever」の宣伝のために投稿したインスタグラムの動画が注目されている。

注目の動画はこちら。

動画は、一見すると彼女がカリグラフィー風の美しい文字を紙に「書いている」場面から始まる。

start.jpg
@meghan – instagramのキャプチャ画像

しかし、よく見るとペンを持つ手を動かしてはいるものの、ペン先は紙に着地していないのだ。

左右.jpg
「迷い箸」ならぬ「迷い筆」のように、ペン先は行ったり来たり。@meghan – instagramのキャプチャ画像

すでに紙には「完成形」が書かれており、動画そのものは「“今”書いている」ように見せているだけであることが分かる。

完成形.jpg
こちらが完成形。@meghan – instagramのキャプチャ画像

この演出に、投稿を見た人が「これってフェイク?」と思ってしまうのも無理はない。しかし、実際にはこの文字は事前にメーガン妃が自ら書いたものだと考えられている。なぜなら、彼女は「カリグラフィーの名手」だからだ。

---fadeinPager---

カリグラフィーを副業にしていた過去

メーガン妃は俳優として成功する前、オーディションを受ける合間に副業としてカリグラフィーを教えていた。ビバリーヒルズにある文房具店「Paper Source」で、実際にカリグラフィー講師として勤務していた経歴を持つ。彼女の筆跡はその頃から非常に美しく、周囲でも高く評価されていた。

「スター時代」のメーガン妃。サインもお上手。

さらに、セレブリティのイベントでもその才能を発揮していた。たとえば、歌手ロビン・シックと俳優ポーラ・パットンの結婚式では、招待状の宛名書きを担当したことが報じられている。俳優としてのキャリアを模索していた時代に、自らの技術で収入を得ていたこの経験は、彼女の実力の裏付けとも言える。

---fadeinPager---

王室入り後カリグラフィーを披露

この才能は、王室入り後にも封印されることはなかった。2018年、ロンドンのケアホーム「Brinsworth House」を訪れた際には、クリスマスのデコレーションに自筆でメッセージを書き、その美しい筆跡が英メディアでも話題となった。洗練された文字には、親しみやすさも滲み出ていた。

クリスマスデコレーションに書かれたメーガン妃の文字(左写真の右)。スタイリッシュな筆跡が際立つ。

ブランドロゴにも自筆の筆跡が

メーガン妃のカリグラフィー技術は、現在展開しているブランドにも活かされている。「As Ever」のロゴに使用されている筆記体は、彼女が実際に書いた文字をもとにデザインされたものだ。流れるような線と筆圧を感じる強さ、そして程よいリズム感を感じるロゴ。プロのカリグラファーとしての経験を感じさせる。

logo.jpg
「As Ever」のロゴ。@aseverofficial - instagrameのキャプチャ画像

メーガン妃のブランドは、2024年に発表時は「American Riviera Orchard」という名前になる予定だった。この時のロゴも、彼女の自筆文字をもとにデザインされている。

「ぼんやり」イメージPVが話題となった「American Riviera Orchard」。

 

PRのために友人各位に配られた「American Riviera Orchard」のジャム。

---fadeinPager---

“意外な才能”が映す人物像

ハリウッド俳優から英王室、そして再びビジネスの世界へ。華やかな経歴を持つメーガン妃は、ともすれば“野心的”という印象を持たれがちだ。しかし、手書きという古典的かつ丁寧な作業を大切にする姿勢は、意外にも職人的で、繊細な感性を感じさせる。

しかしこれほどの技術が本当にあるのなら、「実際に書いているシーンを見たい!」と思うのがファンの心情。本人としては「完璧な筆跡」を見せたかったのだろうが、書いているところを見せないことで逆に疑念を呼んでしまった。少々もったいない演出だったと言えるだろう。